
プラジャーナル創刊から早や2ヵ月余り。新規読者の獲得には一定の時間を要すると考えていたが、それなりの手ごたえを感じている。購読料というのは「クラウドファンディング」に近いものだ。多数の人・企業から資金を募り、それをもとに取材活動や情報収集を行っていく。今は情報が氾濫し、コンテンツ過当競争の時代。いかに情報を取捨選択し、それを適切なタイミングで、深く、分かりやすく伝えられるかが勝負の分け目だと考える。実績も乏しいのにあらかじめ購読料を頂けるのは有難いかぎり。賛同や共感の証と捉えて、一層の洗練を目指したい。
▼プラスチックリサイクルへの高い関心は、地球温暖化対策、SDGs関連の取組み、バーゼル法省令改正による輸出規制強化、プラ資源循環新法の施行といった変化に直面しているからだろう。目下、迫るのが、今年4月のプラ新法の施行。同法のメニューは①環境配慮製品の認定、②使い捨てプラの削減目標、③自治体による製品プラ一括回収、④製造者の再利用計画、⑤排出元による再利用計画の5つ。経産省は現在、メニューを使いこなす手引き書を作成中だという。③の製品プラ・容リプラの一括回収は、各自治体における指定保管施設の整備や容リ協会で入札の仕組みが整うまで少なくても1年は要する。本格的な実施は2023年以降とみたい。まずは②使い捨てプラの削減で小売業がどのような動きをみせるか、また③や④による製造業や排出者による再利用計画に注目したい。
2025年12月01日【中華系リサイクラー4社に聞く】中国の廃プラ輸入禁止を経て、事業方針を転換日本で拓くプラスチックリサイクルの可能性
2025年12月01日【岡田商事】家電由来のMIXプラを月間2,000t受け入れペレット化独自の高度選別技術を磨き、大半を中国へ安定輸出
2025年11月24日【萩原工業】リサイクルプラスチックの粘度を均一化する技術を開発三井化学と連携し、設備の製造・販売を開始
2025年12月01日【廃プラ・再生製品の輸出入動向】アジア輸入規制がもたらす今後の国際循環と対応策
2024年01月26日【シタラ興産】埼玉で一廃・産廃焼却施設に122億円投資2027年に稼働予定、年間1万5000MWの発電も
2025年12月01日 コラム
改正資源有効利用促進法(資源化法)で自主目標と定期報告の対象となるプラスチックは、自動車・家電・容器包装の3品[...]
2025年11月25日 コラム
去る11月6日、(一社)日本RPF工業会が開催する「第9回 安全大会」を取材した。RPF製造工場で起こりがちな[...]
2025年11月03日 コラム
慢性的な人材不足に陥っている現在の日本。業界内で言っても、特に中間処理施設をはじめとするリサイクル企業は、3K[...]
2025年10月27日 コラム
来年度の容リ入札制度の見直し方針が示された。検討会は計2回開かれ、安定枠の廃止や上限価格の適正化など、概ね材料[...]