2024年1月26日 PJコラム 

【コラム】再生プラスチックとアートが結びつく機会

PJコラム

 ニューヨークのビジネスマンの中には、早朝、MoMA美術館の鑑賞プログラムに参加する人がいるという。アートを学ぶことで創造性を高め、ビジネス上の複合的な問題を解く能力を身に付けたいというのがその理由だ。論理的な情報分析では概ね同じ解が導き出されるが、アートの鑑賞では見る人それぞれで受け取るものが異なる。自分なりの観点で、素直にアートを鑑賞し、俯瞰力を養う。日本でも企業の幹部候補トレーニングの一環として、VTS(Visual Thinking Strategies)が取り入れられている。VTSでは、美術教育のような、作者や作品に関する情報の提供は行われず、作品を「見て、感じて、言葉にする」ことが求められる。

▼最近気になっているのが3Dプリンタによるアート。3Dプリンタは三次元CADデータなどから立体物を作る機械だが、プラスチック製品の試作品を作るのにも活用されている。子ども向けの玩具から3メートル立方の大型造形ができるものもあるとか。3Dプリンタのアートでは、様々なユニークな造形や、独特な色彩を持つ作品制作が可能だ。こうしたアート作品に再生プラスチックが利用されることもある。

▼再生プラスチックが唯一のアートに有効利用されるのは喜ばしいこと。アーティスティックな椅子やテーブルなど、3Dプリンタで作られた家具も展示会などでよく見かけるようになった。感性を大事に、固定観念にとらわれず想像力と創造力で思い描けば、3Dプリンタを活用した、再生プラスチックとアートが結びつく機会を、より多く作り出すことができるかもしれない。

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