
インドネシア・バリ島は、かつて日本人にとってアジアを代表するリゾート地だった。1990年代から2000年代にかけて日本人観光客は大きな存在感を示し、少なくとも2008年までは国・地域別でトップだった。ハワイなどに比べて比較的手頃で、日本から直行便で南国リゾートを楽しめることも人気を支えた。その後はオーストラリアや中国、インドなどからの旅行者が急増し、日本人の存在感は相対的に低下したとされる。
▼この夏、そのバリ島を訪れた。特定非営利活動法人・未来対話青年協議会(FDJC)の「みらい会議」に招かれたのがきっかけだ。現地の学識者や産業界の方々と、観光地が抱えるごみ問題について意見を交わした。議論を通じて浮かび上がったのは、有機ごみとプラスチックごみの双方が大きな課題となっていること。そして、その解決には「教育」「小さな成功事例の積み重ね」「ビジネスとして持続する仕組み」の3つが欠かせないということだった。
▼経済発展と環境問題への関心には一定の関係があるとされる。世界銀行によると、2025年のインドネシアの1人当たりGDPは約5,060ドル。ベトナムもほぼ同水準に達し、フィリピンも追随する。東南アジアの経済成長とともに、生活の豊かさだけでなく、環境の質に対する社会的な要求も高まっていくだろう。日本が培ってきた分別やリサイクルの知恵を、現地の文化や国民性と融合させながら、新たな仕組みへと進化させられないものか。海外での成功モデルはほとんど見当たらず、資源循環ビジネスにとって未踏の領域だと言える。
2026年09月25日【2026年7~9月の産廃処理費・RPF市況】
RPF販売価格が一段高へ、処理費改定は足踏み
西日本は需要増減が交錯、需給の行方に注目
2026年09月25日【2026年9月のPETボトル市況】
家庭系PET、独自ルートで70~80円/kg台の高値続出
容リ協ルートとの価格差鮮明、ボトル向け調達で濃淡
2026年09月18日【連載/第7回 キラリ環境ベンチャー100選】 ㈱JOYCLE 小柳裕太郎代表取締役社長CEO
ごみを「運ばず」「燃やさず」「資源化」を実現する
廃棄物処理を再設計する新インフラ
2026年09月04日【容リプラ・製品プラ】
富山環境が1万t弱を期中辞退、容リ協が振り替えへ
初の固形燃料化や自治体に焼却処理の差し戻しも
2026年08月12日【経済産業省・環境省】
PETボトル循環、容リ制度の見直しへ
入札価格の乱高下、海外流出にメス
2026年09月25日 コラム
9月8日、東京都環境局が主催する「第2回サーキュラーエコノミーサロン」を取材した。イベントに参加した17社の取[...]
2026年09月18日 コラム
フランスの思想家ジャン・ボードリヤールが1970年代以降に提唱した「シミュラークル」という概念がある。現代社会[...]
2026年08月26日 コラム
7月28日に熊本県を震源として発生した「令和8年熊本地震」。被災地では多くの地域住民が避難生活を余儀なくされて[...]
2026年08月12日 コラム
インドネシア・バリ島は、かつて日本人にとってアジアを代表するリゾート地だった。1990年代から2000年代にか[...]