
紳士服・スーツ販売「洋服の青山」の青山商事が牡蠣の貝殻を使った素材「SEA WOOL(シーウール)」のスーツを発売した。SEA WOOLは、牡蠣の殻と、PETボトルをリサイクルしたポリエステル繊維からなる素材で、合成繊維に出やすい“テカリ”が抑えられた質感と、ウールのような手触りが特徴だそう。同素材には台湾産牡蠣の殻をナノサイズ粒子にし、再生ポリエステル繊維に混ぜ込んでいる。
▼同社が牡蠣殻由来の素材を採用したのは、牡蠣殻が大量に廃棄されている世界的な現状とその殻を利用した素材があることを、同社のバイヤーが繊維メーカーから紹介されたことによる。同社を含めアパレル業界でも環境に配慮した取り組みを推進する動きが活発化しており、今回の製品もそうした活動の一環ということだろう。台湾のある生地メーカーのサイトによると、台湾では毎年16万トンのカキ殻廃棄物が発生しているそうだ。今回の製品で使用されたのは台湾産牡蠣殻だが、年間で同等の牡蠣殻が発生する日本産の状況はどうか。魚礁に利用されたり、土づくりの肥料や道路舗装の骨材に使われたりしている。
▼他の用途はないかと探すと、通信販売のアスクルで、広島県の牡蠣殻を配合したボールペンとそのスタンドのセット(第一精工舎)が販売されていた。「地産廃材が価値を生んだ文具」シリーズ製品。商品紹介では、他にも廃材活用×減プラスチックの取り組みとして、卵殻、噴石、紙屑などを使い製品化されている。古紙ジャーナルの兄弟メディアに携わる者としては「廃棄される紙屑から生まれたボールペンとスタンドセット」が気になる。
2026年10月28日【インタビュー】
農林水産省 輸出・国際局 規制対策グループ 大臣官房
新事業・食品産業部 外食・食文化課 食品ロス・リサイクル対策室
~日本産の食品輸出に迫るPPWRの新たなハードル
お茶・牛肉等の包装材に求められる対応とは~
2026年10月28日【2026年10月のPETボトル市況】
廃PETボトル、発生減と争奪戦で一段高に
大手の原料囲い込み、中国産PETのAD関税失効も焦点に
2026年10月28日【PPWRの原則適用開始】
2030年に向けて厳格化する包装規制
日本企業への影響は?!
2026年10月21日【華興】
4万t/年のPETボトルをスマートファクトリーでフレーク化
高度選別ライン・生産管理システムの機械販売も展開へ
2026年10月21日【イタリア・ミラノからの資源循環通信】
第4回「プラスチックごみの選別施設」
国立環境研究所 河井紘輔氏
2026年10月28日 コラム
補助金は、申請すれば必ず採択されるものではない。公募要件を満たすのは大前提として、事業の持続可能性や社会実装へ[...]
2026年10月21日 コラム
産廃業界では、サイバー攻撃を受けずとも、営業機密が丸裸にされているかのようだ。再資源化高度化法で創設された報告[...]
2026年09月25日 コラム
9月8日、東京都環境局が主催する「第2回サーキュラーエコノミーサロン」を取材した。イベントに参加した17社の取[...]
2026年09月18日 コラム
フランスの思想家ジャン・ボードリヤールが1970年代以降に提唱した「シミュラークル」という概念がある。現代社会[...]