
一度そこに座ったり寝転んだりすれば、体を包み込むようにフィットして、もう動きたくなくなるほどの心地良さといわれるビーズクッション(ソファ)。カバーに包まれた中身は発泡スチロール(EPS)ビーズだ。本体の発泡ビーズは3ミリメートル以下。使用後は、小さいクッションタイプなら焼却ごみ、身体全体を支えられるソファのような大きなタイプなら粗大ごみになる。使用後のビーズクッションについて、発泡スチロール協会も懸念している。もし屋外でカバーが破れ、1グラムで相当な個数になる発泡ビーズが河川に流出すれば大変だ。
▼伸縮性のあるウレタン生地に包まれたビーズクッションは手触りが良く、20年ほど前にはレジャーランドのお土産の人気商品になった。その人気上昇に伴いEPSの販売量も倍増した。またEPSは以前、一部のカップ麺容器に使われていた。現在はその容器が紙に変わったが、減少分を上回る量がビーズクッション用途に流通している。
▼あるメーカーは数年前に使用済みの自社製品を回収し、EPSビーズをリサイクルすることを検討していたという。発泡スチロール協会もその取り組みに協力、支援した。小さなビーズはサラサラで扱いにくく、リサイクルが難しいが、それまでに実施した試験によって、処理できる機械の見当がついた。今後のさらなる取り組みに期待がかかる。リサイクル実現までの対策として協会では、販売元に対し、不法投棄すればマイクロプラスチック問題を引き起こす可能性があるといった注意書きを商品パッケージに記してほしいとの要請を行うことを検討している。
2026年03月16日【2026年3月のPETボトル市況】中東危機がPET樹脂市況を揺さぶるバージン樹脂高騰、再生材需給にも影響か
2026年03月16日【2026年度上期 PETボトル入札結果】落札単価続落、遠東石塚グリーンペットが6割強落札独自ルート浸透で容リルートは今年度過半割れへ
2026年03月02日【東京23区のごみ有料化検討】ごみ減量を促す行動変容シナリオは実現するか再生袋で「見える化」、都市型循環の可能性も
2026年02月09日【PSジャパン】 水島工場のケミカルリサイクル自社実証を断念モノマー化から他社との油化連携型にシフト
2026年03月09日【日本ウエスト】福島のサニー・クリエーション・プランニングをM&A24時間稼働と設備増強で、供給拡大・広域化を加速
2026年03月09日 コラム
年初のベネズエラへの強硬対応に続き、3月にはイランに対する軍事作戦が行われるなど、米国の唐突とも映る判断に世界[...]
2026年02月18日 コラム
かつては遠い未来の技術に感じられたAIも、今ではスマホの検索アシスタントはもちろん、SNSのレコメンド機能や、[...]
2026年02月09日 コラム
昨今、廃棄物・資源循環分野では法制度の改正ラッシュが続き、新たな制度メニューは乱立気味だ。個々の制度について、[...]
2026年01月26日 コラム
欧州で、ELV規則が暫定合意に至った。これまでも、世界の環境規制に大きな影響を与えてきたEUの決断とあっては、[...]