
ニューヨークのビジネスマンの中には、早朝、MoMA美術館の鑑賞プログラムに参加する人がいるという。アートを学ぶことで創造性を高め、ビジネス上の複合的な問題を解く能力を身に付けたいというのがその理由だ。論理的な情報分析では概ね同じ解が導き出されるが、アートの鑑賞では見る人それぞれで受け取るものが異なる。自分なりの観点で、素直にアートを鑑賞し、俯瞰力を養う。日本でも企業の幹部候補トレーニングの一環として、VTS(Visual Thinking Strategies)が取り入れられている。VTSでは、美術教育のような、作者や作品に関する情報の提供は行われず、作品を「見て、感じて、言葉にする」ことが求められる。
▼最近気になっているのが3Dプリンタによるアート。3Dプリンタは三次元CADデータなどから立体物を作る機械だが、プラスチック製品の試作品を作るのにも活用されている。子ども向けの玩具から3メートル立方の大型造形ができるものもあるとか。3Dプリンタのアートでは、様々なユニークな造形や、独特な色彩を持つ作品制作が可能だ。こうしたアート作品に再生プラスチックが利用されることもある。
▼再生プラスチックが唯一のアートに有効利用されるのは喜ばしいこと。アーティスティックな椅子やテーブルなど、3Dプリンタで作られた家具も展示会などでよく見かけるようになった。感性を大事に、固定観念にとらわれず想像力と創造力で思い描けば、3Dプリンタを活用した、再生プラスチックとアートが結びつく機会を、より多く作り出すことができるかもしれない。
2026年06月10日【プラ循環協とリサイクラー6社】
環境省の自動車向け再生プラFS事業に採択
競争から協調へ、コンパウンド能力は年間6万~8万tに
2024年01月26日【シタラ興産】
埼玉で一廃・産廃焼却施設に122億円投資
2027年に稼働予定、年間1万5000MWの発電も
2023年12月22日【大瀧商店】
未利用の廃プラ原料活かし、製鋼副資材を開発
鉄鋼向けのフォーミング抑制剤・加炭材でニーズ開拓
2025年01月14日【プラニック】
ヴェオリアが昨年12月に撤退し、豊田通商が株式承継
本格稼働からわずか2年、採算や品質改善でもハードル
2026年06月05日【独自調査】
プラ一括回収に取り組む自治体の現在地、
32条・33条ルートの実態比較
2026年06月10日 コラム
自治体の指定ごみ袋が品薄となって、市販の無色または半透明のごみ袋での排出を認める自治体が増えているという。指定[...]
2026年05月27日 コラム
「積んプラ」を目を細めて眺める息子。買い集めたまま箱を開けずに積み上げられた未組立のプラモデルのことで、少しず[...]
2026年05月20日 コラム
家人の急病により、代わりに畑を耕さなければならなくなった。競争率約3倍の抽選で借りた市民農園の区画である。全く[...]
2026年04月30日 コラム
環境省の職員数は約3,000人。中央官庁も人手不足で、いわゆる「プロパー職員」は全体の3分の1。残るは地方自治[...]