2023年12月1日 PJコラム 

【コラム】 “知る”ことが“考える”ことに繋がる場

PJコラム

 週末、東京・銀座にある三菱電機のイベントスペース「METoA Ginza」を覗いた。「リサイクル DISCO/リサイクルも、ターンテーブルも、まわせばハッピー!」と題した企画展示を開催中。家族連れも多く、子ども向けのイベントかと思いきや、リサイクル工程の手解体、破砕、選別、混合プラスチック選別、ペレット化までをイラストと実際のエアコン等家電の破砕品など実物を用いて説明。ペレットもABS樹脂、PS、PPそれぞれを見せるなど本格的で、子どもだましの感は全くない。家電リサイクルの仕組みを具体的に、わかりやすく展示した、しかも子どもも楽しめる内容なのだ。

▼感心したのはゲーム感覚で知ることができる選別ライン。リサイクル工場の“DJ工場長”が「効果的なリサイクルには、選別が大事だぜ!」と、比重選別、静電選別、X線分析選別の各技術を詳細に図解し、ゲームでそのイメージを定着させるというもの。音楽に乗りながらターンテーブルを回すことで電圧を調整し、プラスチックをできるだけ上手に選別するゲームはなかなか面白い。

▼同社は、今のところ家電の目立たない部分に再生材を使用しているに過ぎない。しかしその活用を増やすための研究の一環として、再生材を使った家電のコンセプトモデルを作った。不純物による斑点模様や色のブレが生じるため、同モデル家電は着色剤の分量を抑え、再生材そのものの色味と質感を生かしたベージュ色に仕上げた。説明コーナーのパネルでは、同モデルに使用した再生プラスチックのカラー名を募集していた。訪れた人からのアイデアには「エコフレンドリーベージュ」「モードグレージュ」「サーキュラーサンド」や、資源循環を意味するのか「サークルグレー」なども。 “知る”ことが“考える”ことに繋がる。

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