
長いこと焦がれて、数年前のその日、やっとそれを目の当たりにすることが叶った。それとは、世界に3つしかないといわれる陶磁の至宝・曜変天目茶碗である。12、13 世紀の中国・南宋時代に作られたとされる。東京・丸の内の静嘉堂文庫美術館に展示された曜変天目は、その美しさを際立たせる照明の加減もあってか、ほんの少し見る位置を変えるだけで、藍色の表情や輝きが違った。展示ケースの周囲を何度回っただろう。時間を忘れて、茶碗の中に広がる無限の藍色の世界を楽しんだ。
▼見る角度によって表情が変わり、他にない唯一無二のモノとして愛着を持てるアイテムという点では、海洋プラスチックを活用した再生プラスチックグッズも同じである。buoy㈱(神奈川県横浜市)の海洋プラスチックごみ100%でつくったコースターを初めて見た時、魅力的な色に引き付けられた。コースターという同じ商品であっても個々のカラーデザインを持つ。特定非営利活動法人 荒川クリーンエイド・フォーラムのアクセサリーブランド「aid to」は、東京湾に注ぐ荒川河口で採取したマイクロプラスチックを使ったアクセサリーを販売する。マイクロプラスチックの形状や色を生かしたデザイン性の高い商品で、これもまた一点物だ。
▼さて、曜変天目。4月から本物そっくりのぬいぐるみが販売。3年前の秋に発売された際には注文が殺到し、すぐに予約が停止された。その後も発売されたがすぐに完売。欲しい…。いやいや、唯一無二の素晴らしさを知っているではないか。手にするべきは海洋が生まれ変わったグッズだぞ。己に言い聞かせる。
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