2025年6月2日 PJコラム 

【コラム】

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 長年暮らすこの自治体では、㈱G-Place提供の『ごみスケ』を基にした「資源・ごみ分別アプリ」が導入されている。収集日や分別方法、注意点までがわかりやすく、特に「資源・ごみ分別辞典」は便利だ。洗濯ばさみやボールペン、油の付いた段ボール、コンクリート片なども掲載され、捨て方に迷わない。ときおり通知される「お知らせ」も面白く、作業員が登場する動画など、つい見てしまう。

▼さて、今朝その「お知らせ」があった。タイトルは「使用済み食用油で飛行機を飛ばそう」。むむ、これはSAFのことだな。早速、画面をタップすると、やはり。東京都が持続可能な航空燃料(SAF)の普及に向けたキャンペーンを実施しているのに合わせて、各地区に回収ボックスを常設し、廃食用油を回収する実証実験を行うという。回収した油は国内初のSAF大規模製造所(大阪府堺市)で精製され、国内の空港で航空機燃料に使われる。大規模製造所は、コスモ石油㈱、日揮ホールディングス㈱、㈱レボインターナショナル3社が設立した合同会社SAFFAIRE SKY ENERGYの製造所のことで、コスモ石油堺製油所内に建設された。計画では100%廃食用油を原料として、年間約3万キロリットルのSAFを供給する。同施設ではバイオプラスチックの原料となるバイオナフサやバイオディーゼルも生産する。

▼都は、9月開催の東京2025世界陸上と連携した廃食用油回収キャンペーンを展開中。キャンペーンのイメージキャラクターは、女子やり投げのトップアスリートで、笑顔が素敵な北口榛花選手。応援せずにはいられない。今夜は鶏の唐揚げに決まり。

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