
去る11月6日、(一社)日本RPF工業会が開催する「第9回 安全大会」を取材した。RPF製造工場で起こりがちな火災や水害といった災害事例に焦点を当て、会員企業の各事例を事細かに紹介。凄惨な被災現場を捉えた生々しい画像や動画の数々に、こちらの身も引き締まる思いがした。一方で、取材で工場視察に赴くことはあっても、緊急時の対応をその目で見る機会はもちろん初めてだったため、不謹慎ながら大変有意義な学びを得られた。
▼なかでも興味深かったのが、加山興業㈱の災害事例だ。処理ラインのコンベアーから発火し、一旦は消化できたかに思われたものの、流れてきた別の廃棄物に引火し、燃え広がってしまった。「つい、火を慌てて消そうとしてしまうが、1度冷静になって、まずは機械そのものを緊急停止させるべきだった」と沈痛な面持ちで語る担当者の反省の弁が、脳裏にこびりついている。これぞ、実際に体験した人ではないと分からない反省点と言えるだろう。
▼だからこそ、同社が再発防止を目指して開発した「自動消火スプリンクラーサービス」の実用性にも、説得力が生まれる。詳細なサービス内容、各機能は本文に記載しているため割愛するが、「スプリンクラーが初期消火に役立たない」「小さな火のうちに気付けなかった」など、危機迫る現場で担当者が感じた工夫がそのまま反映され、かゆいところに手が届くサービスとなっていた。なおかつ、実際の導線・オペレーティングを熟知しているからこその現場目線も持っており、まさに今回の安全大会の必要性を体現した事例と言えたのではないだろうか。
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