
「どうしたら人が来るかねえ」と取材先で聞かれたことがある。返答できず困った顔を見せるだけとなってしまった。企業の人手不足の度合いが大きくなり、産廃業やリサイクル業においても深刻化しているようだ。経産省のリサイクル事業者へのヒアリング調査でも、「人材の確保」は業界が抱える課題として取り上げられている。「採用活動への応募数自体が少ない」「夜間に働くことへの抵抗」「特に運搬を担う運転手の確保が難しい」「運転手の高齢化」「労働環境改善の必要」など問題は様々だ。
▼『産業廃棄物処理業における多様な人材の確保に関する取組事例集』(環境省、2022年3月)には、障がいのある人、外国人、女性、高齢者等の多様な人材を確保し、活用している事例が数多く掲載されていて、企業努力の成果がわかる。同事例集には、雇用にあたっての課題と、それに対する具体的な克服方法も記されている。人材確保、職場の多様性、共生社会への貢献、いずれも実現している各社の好事例だ。
▼仕事に誇りとやりがいを感じ熱心に取り組み、生き生きとしている状態にあるという人は、「働きがい」を客観的に捉える尺度である「ワーク・エンゲージメント」が高いとされる。加齢、職位・職責の高まりに伴ってスコアが高まる傾向があり、それは仕事を通じた成長実感が高まり、経験によって仕事の進め方などのコントロールが上手くなったり、難易度の高い仕事に挑戦する機会が増えたりすることによるという。資源循環に関わる静脈産業も、職場環境の改善など工夫を凝らしワーク・エンゲージメント向上に取り組みたい。
2026年10月28日【インタビュー】
農林水産省 輸出・国際局 規制対策グループ 大臣官房
新事業・食品産業部 外食・食文化課 食品ロス・リサイクル対策室
~日本産の食品輸出に迫るPPWRの新たなハードル
お茶・牛肉等の包装材に求められる対応とは~
2026年10月28日【2026年10月のPETボトル市況】
廃PETボトル、発生減と争奪戦で一段高に
大手の原料囲い込み、中国産PETのAD関税失効も焦点に
2026年10月28日【PPWRの原則適用開始】
2030年に向けて厳格化する包装規制
日本企業への影響は?!
2026年10月21日【華興】
4万t/年のPETボトルをスマートファクトリーでフレーク化
高度選別ライン・生産管理システムの機械販売も展開へ
2026年10月21日【イタリア・ミラノからの資源循環通信】
第4回「プラスチックごみの選別施設」
国立環境研究所 河井紘輔氏
2026年10月28日 コラム
補助金は、申請すれば必ず採択されるものではない。公募要件を満たすのは大前提として、事業の持続可能性や社会実装へ[...]
2026年10月21日 コラム
産廃業界では、サイバー攻撃を受けずとも、営業機密が丸裸にされているかのようだ。再資源化高度化法で創設された報告[...]
2026年09月25日 コラム
9月8日、東京都環境局が主催する「第2回サーキュラーエコノミーサロン」を取材した。イベントに参加した17社の取[...]
2026年09月18日 コラム
フランスの思想家ジャン・ボードリヤールが1970年代以降に提唱した「シミュラークル」という概念がある。現代社会[...]