
再生プラを使った製品が普及するためには、その環境価値が消費者にしっかり伝わり、認知されることが求められる。上辺だけで実態のない環境対応のキャッチコピーは、消費者を欺く行為として、「グリーンウォッシュ」と呼ばれる。海外では激しく非難され、訴訟にまで発展することもある。例えば、ファストファッション大手のH&Mが付けた環境配慮のタグや、ミネラルウォーター・エビアンのカーボンニュートラル表示は集団訴訟を受けている。
▼本当にリサイクルされた製品なのか?その曖昧さを回避するため、再生材が利用されたことを第三者が認証する仕組みも整いつつある。欧州ではドイツ発のISCC認証制度があるし、米国発祥ではGRSが先行している。最近では日本版の認証制度といえるSumpoとリサイクラー5社による「SPC認証プログラム」の取り組みも発足した。ブランドオーナーや石油化学メーカーでどれだけ取り入れるのか、今後の展開が注目される。
▼認証制度を運用する中で、必要なのが静脈から動脈の輪をなすトレーサビリティの追跡。複数の主体が絡むので、台帳をつけて、一連の流れを追っていかなければならない。これをCircularize(サーキュラライズ)というオランダのベンチャー企業が、ブロックチェーン技術を使って追いかける仕組みを確立した。同社には旭化成が出資し、丸紅・アミタとの合弁プロジェクトなども手がける。10月末には日本にオフィスを設けるそうだ。循環を確かなものにする仕組みづくりも熱を帯び始めている。
2026年03月16日【2026年3月のPETボトル市況】中東危機がPET樹脂市況を揺さぶるバージン樹脂高騰、再生材需給にも影響か
2026年03月16日【2026年度上期 PETボトル入札結果】落札単価続落、遠東石塚グリーンペットが6割強落札独自ルート浸透で容リルートは今年度過半割れへ
2026年03月02日【東京23区のごみ有料化検討】ごみ減量を促す行動変容シナリオは実現するか再生袋で「見える化」、都市型循環の可能性も
2026年02月09日【PSジャパン】 水島工場のケミカルリサイクル自社実証を断念モノマー化から他社との油化連携型にシフト
2026年03月09日【日本ウエスト】福島のサニー・クリエーション・プランニングをM&A24時間稼働と設備増強で、供給拡大・広域化を加速
2026年03月09日 コラム
年初のベネズエラへの強硬対応に続き、3月にはイランに対する軍事作戦が行われるなど、米国の唐突とも映る判断に世界[...]
2026年02月18日 コラム
かつては遠い未来の技術に感じられたAIも、今ではスマホの検索アシスタントはもちろん、SNSのレコメンド機能や、[...]
2026年02月09日 コラム
昨今、廃棄物・資源循環分野では法制度の改正ラッシュが続き、新たな制度メニューは乱立気味だ。個々の制度について、[...]
2026年01月26日 コラム
欧州で、ELV規則が暫定合意に至った。これまでも、世界の環境規制に大きな影響を与えてきたEUの決断とあっては、[...]