
「どうしたら人が来るかねえ」と取材先で聞かれたことがある。返答できず困った顔を見せるだけとなってしまった。企業の人手不足の度合いが大きくなり、産廃業やリサイクル業においても深刻化しているようだ。経産省のリサイクル事業者へのヒアリング調査でも、「人材の確保」は業界が抱える課題として取り上げられている。「採用活動への応募数自体が少ない」「夜間に働くことへの抵抗」「特に運搬を担う運転手の確保が難しい」「運転手の高齢化」「労働環境改善の必要」など問題は様々だ。
▼『産業廃棄物処理業における多様な人材の確保に関する取組事例集』(環境省、2022年3月)には、障がいのある人、外国人、女性、高齢者等の多様な人材を確保し、活用している事例が数多く掲載されていて、企業努力の成果がわかる。同事例集には、雇用にあたっての課題と、それに対する具体的な克服方法も記されている。人材確保、職場の多様性、共生社会への貢献、いずれも実現している各社の好事例だ。
▼仕事に誇りとやりがいを感じ熱心に取り組み、生き生きとしている状態にあるという人は、「働きがい」を客観的に捉える尺度である「ワーク・エンゲージメント」が高いとされる。加齢、職位・職責の高まりに伴ってスコアが高まる傾向があり、それは仕事を通じた成長実感が高まり、経験によって仕事の進め方などのコントロールが上手くなったり、難易度の高い仕事に挑戦する機会が増えたりすることによるという。資源循環に関わる静脈産業も、職場環境の改善など工夫を凝らしワーク・エンゲージメント向上に取り組みたい。
2026年06月10日【プラ循環協とリサイクラー6社】
環境省の自動車向け再生プラFS事業に採択
競争から協調へ、コンパウンド能力は年間6万~8万tに
2024年01月26日【シタラ興産】
埼玉で一廃・産廃焼却施設に122億円投資
2027年に稼働予定、年間1万5000MWの発電も
2023年12月22日【大瀧商店】
未利用の廃プラ原料活かし、製鋼副資材を開発
鉄鋼向けのフォーミング抑制剤・加炭材でニーズ開拓
2025年01月14日【プラニック】
ヴェオリアが昨年12月に撤退し、豊田通商が株式承継
本格稼働からわずか2年、採算や品質改善でもハードル
2026年06月05日【独自調査】
プラ一括回収に取り組む自治体の現在地、
32条・33条ルートの実態比較
2026年06月10日 コラム
自治体の指定ごみ袋が品薄となって、市販の無色または半透明のごみ袋での排出を認める自治体が増えているという。指定[...]
2026年05月27日 コラム
「積んプラ」を目を細めて眺める息子。買い集めたまま箱を開けずに積み上げられた未組立のプラモデルのことで、少しず[...]
2026年05月20日 コラム
家人の急病により、代わりに畑を耕さなければならなくなった。競争率約3倍の抽選で借りた市民農園の区画である。全く[...]
2026年04月30日 コラム
環境省の職員数は約3,000人。中央官庁も人手不足で、いわゆる「プロパー職員」は全体の3分の1。残るは地方自治[...]