
「どうしたら人が来るかねえ」と取材先で聞かれたことがある。返答できず困った顔を見せるだけとなってしまった。企業の人手不足の度合いが大きくなり、産廃業やリサイクル業においても深刻化しているようだ。経産省のリサイクル事業者へのヒアリング調査でも、「人材の確保」は業界が抱える課題として取り上げられている。「採用活動への応募数自体が少ない」「夜間に働くことへの抵抗」「特に運搬を担う運転手の確保が難しい」「運転手の高齢化」「労働環境改善の必要」など問題は様々だ。
▼『産業廃棄物処理業における多様な人材の確保に関する取組事例集』(環境省、2022年3月)には、障がいのある人、外国人、女性、高齢者等の多様な人材を確保し、活用している事例が数多く掲載されていて、企業努力の成果がわかる。同事例集には、雇用にあたっての課題と、それに対する具体的な克服方法も記されている。人材確保、職場の多様性、共生社会への貢献、いずれも実現している各社の好事例だ。
▼仕事に誇りとやりがいを感じ熱心に取り組み、生き生きとしている状態にあるという人は、「働きがい」を客観的に捉える尺度である「ワーク・エンゲージメント」が高いとされる。加齢、職位・職責の高まりに伴ってスコアが高まる傾向があり、それは仕事を通じた成長実感が高まり、経験によって仕事の進め方などのコントロールが上手くなったり、難易度の高い仕事に挑戦する機会が増えたりすることによるという。資源循環に関わる静脈産業も、職場環境の改善など工夫を凝らしワーク・エンゲージメント向上に取り組みたい。
2026年07月31日【インタビュー】
経産省 GXグループ資源循環経済課 三牧純一郎課長
「循環経済行動計画」でプラ再生材利用が加速
経産省が描く国内循環へのロードマップとは?!
2026年07月24日【2026年7月のPETボトル市況】
容リ協下期は上昇観測も、事業系には天井感
再生PETの利用義務化、輸出規制の検討も進む
2026年07月31日【ただおザウルス】
埋立依存からサーマルへ、防府工場でRPF製造に参入
建廃由来の品質の壁に挑み、2期工事で資源化率向上へ
2026年07月31日【連載/第5回 キラリ環境ベンチャー100選】
「人の手」から「AI」へ
廃棄物工学×AIで進める、資源循環の最前線
㈱イーアイアイ 胡浩代表取締役社長
2024年01月26日【シタラ興産】
埼玉で一廃・産廃焼却施設に122億円投資
2027年に稼働予定、年間1万5000MWの発電も
2026年07月17日 コラム
飲料容器の高度な自動選別を実現する新たなAI機器が、廃棄物処理の現場に姿を現す。今年末に埼玉県のウム・ヴェルト[...]
2026年07月08日 コラム
私の地元の奈良県は「人材輩出県」とも言われる。教育熱心な土地柄で大学進学率は高いものの、本社を置く上場企業はわ[...]
2026年06月24日 コラム
鹿島建設㈱、㈱竹中工務店、NIPPON EXPRESSホールディングス㈱、㈱リファインバースグループ、㈱あおぞ[...]
2026年06月10日 コラム
自治体の指定ごみ袋が品薄となって、市販の無色または半透明のごみ袋での排出を認める自治体が増えているという。指定[...]