
「どうしたら人が来るかねえ」と取材先で聞かれたことがある。返答できず困った顔を見せるだけとなってしまった。企業の人手不足の度合いが大きくなり、産廃業やリサイクル業においても深刻化しているようだ。経産省のリサイクル事業者へのヒアリング調査でも、「人材の確保」は業界が抱える課題として取り上げられている。「採用活動への応募数自体が少ない」「夜間に働くことへの抵抗」「特に運搬を担う運転手の確保が難しい」「運転手の高齢化」「労働環境改善の必要」など問題は様々だ。
▼『産業廃棄物処理業における多様な人材の確保に関する取組事例集』(環境省、2022年3月)には、障がいのある人、外国人、女性、高齢者等の多様な人材を確保し、活用している事例が数多く掲載されていて、企業努力の成果がわかる。同事例集には、雇用にあたっての課題と、それに対する具体的な克服方法も記されている。人材確保、職場の多様性、共生社会への貢献、いずれも実現している各社の好事例だ。
▼仕事に誇りとやりがいを感じ熱心に取り組み、生き生きとしている状態にあるという人は、「働きがい」を客観的に捉える尺度である「ワーク・エンゲージメント」が高いとされる。加齢、職位・職責の高まりに伴ってスコアが高まる傾向があり、それは仕事を通じた成長実感が高まり、経験によって仕事の進め方などのコントロールが上手くなったり、難易度の高い仕事に挑戦する機会が増えたりすることによるという。資源循環に関わる静脈産業も、職場環境の改善など工夫を凝らしワーク・エンゲージメント向上に取り組みたい。
2026年09月04日【容リプラ・製品プラ】
富山環境が1万t弱を期中辞退、容リ協が振り替えへ
初の固形燃料化や自治体に焼却処理の差し戻しも
2026年09月08日【容リ入札制度見直し】
来年度以降、新枠設置やジョイントグループ制度開始へ
高品質再生材の供給へ向け、動静脈連携を促進
2026年09月18日【連載/第7回 キラリ環境ベンチャー100選】 ㈱JOYCLE 小柳裕太郎代表取締役社長CEO
ごみを「運ばず」「燃やさず」「資源化」を実現する
廃棄物処理を再設計する新インフラ
2026年09月08日【2026年度下期 PETボトル入札結果】
落札平均は-52.4円/kg、上期から20.7円上昇
エフピコが1.2万tに急増、ボトルからシート用途へ分散
2024年01月26日【シタラ興産】
埼玉で一廃・産廃焼却施設に122億円投資
2027年に稼働予定、年間1万5000MWの発電も
2026年09月18日 コラム
フランスの思想家ジャン・ボードリヤールが1970年代以降に提唱した「シミュラークル」という概念がある。現代社会[...]
2026年08月26日 コラム
7月28日に熊本県を震源として発生した「令和8年熊本地震」。被災地では多くの地域住民が避難生活を余儀なくされて[...]
2026年08月12日 コラム
インドネシア・バリ島は、かつて日本人にとってアジアを代表するリゾート地だった。1990年代から2000年代にか[...]
2026年07月17日 コラム
飲料容器の高度な自動選別を実現する新たなAI機器が、廃棄物処理の現場に姿を現す。今年末に埼玉県のウム・ヴェルト[...]