
10月中旬にマレーシアを訪問した。古着のリユース事業において、マレーシアは今や世界で最も関係者から熱い視線を注がれる国である。大規模な古着選別工場が何カ所もあり、そこにバイヤーや商社が集結して交渉を繰り広げ、マレーシアから再び世界中に古着が輸出されているのである。
▼今回の視察取材では、日系の大綿(現地名はDAIMEX)のクアラルンプール工場を訪問した。同社は日本で古着の取扱量が最も多い会社で、月間4000トンを扱っており、日本国内のシェアは10~12%に達する。国内で選別するとコストが合わないので、未選別のまま圧縮梱包して、マレーシアの自社工場に輸出。そこで130人ほどで選別作業を行い、160品目に選別を行っている。古着の再資源化の用途は、古着としてリユース=40%、ウエス(機械や車の汚れを拭き取る布)リサイクル=25%、反毛原料(車のシート等の内装材)リサイクル=15%で、リユースとリサイクル用途で80%を占めている。
▼近年、古着の再資源化の新しい用途として注目されているのがケミカルリサイクルである。同社でもケミカル向けの開発テストに協力している。具体的には、ダウンtoダウン、ウールtoウール、カシミヤtoカシミヤの3品種を現在テスト中。ダウンはフリースに商品を限定して、出来るだけ素材をポリエステル100%に近づける。前処理としてチャックやボタン、タグ等を全て手作業でカットして外す。同社ではフリースだけで月間数十トン扱っているので、ケミカルリサイクルに必要な「品質の高い同一素材の物」を提供できるという。
2026年10月28日【インタビュー】
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第4回「プラスチックごみの選別施設」
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