
我が家の鉢植えの桜もつぼみが膨らみ、春の訪れを感じるこの季節。来月からは新入社員が社会人としての一歩を踏み出す。新しい環境や異なる文化に触れると、誰しも多かれ少なかれ心理的な負担を感じるものだ。新しい環境にスムーズに馴染むためには適度な「自己開示」が有効だろう。心理学者シドニー・ジュラードは、自己開示を「個人が自己の諸側面や経験を他者に知らしめる過程」と定義した。すべてをさらけ出すのではなく、開示する量(範囲)と質(深さ)のバランスが重要になる。
▼自己開示に関する有名な概念に「ジョハリの窓」がある。自分という存在の中には、自分が知っている部分と自分が知らない部分があると同時に、他者が知っている、他者が知らないという部分もそれぞれあり、それを4つの窓として図式化したものだ。自他ともに知る「開放の窓」、自分は気づかず他者が知る「盲点の窓」、自分だけが知る「秘密の窓」、誰にも知られていない「未知の窓」だ。「盲点」や「秘密」の窓が開けば「開放の窓」が広がり、相互理解が深まる。
▼この概念は、プラスチックの資源循環にも当てはまりそうだ。再資源化は一企業だけでは成しえない。「秘密の窓」にある技術やノウハウを少しでも開示することで他社の理解が進む。それにより「未知の窓」が開かれ、新たな製品や革新的なシステムが生まれるきっかけになるのではないか。さあ、新年度。プラジャーナルが業界におけるそれぞれの「窓」の開放を後押しし、循環型社会の深化につながることを願いたい。
2026年06月10日【プラ循環協とリサイクラー6社】
環境省の自動車向け再生プラFS事業に採択
競争から協調へ、コンパウンド能力は年間6万~8万tに
2024年01月26日【シタラ興産】
埼玉で一廃・産廃焼却施設に122億円投資
2027年に稼働予定、年間1万5000MWの発電も
2023年12月22日【大瀧商店】
未利用の廃プラ原料活かし、製鋼副資材を開発
鉄鋼向けのフォーミング抑制剤・加炭材でニーズ開拓
2025年01月14日【プラニック】
ヴェオリアが昨年12月に撤退し、豊田通商が株式承継
本格稼働からわずか2年、採算や品質改善でもハードル
2026年06月05日【独自調査】
プラ一括回収に取り組む自治体の現在地、
32条・33条ルートの実態比較
2026年06月10日 コラム
自治体の指定ごみ袋が品薄となって、市販の無色または半透明のごみ袋での排出を認める自治体が増えているという。指定[...]
2026年05月27日 コラム
「積んプラ」を目を細めて眺める息子。買い集めたまま箱を開けずに積み上げられた未組立のプラモデルのことで、少しず[...]
2026年05月20日 コラム
家人の急病により、代わりに畑を耕さなければならなくなった。競争率約3倍の抽選で借りた市民農園の区画である。全く[...]
2026年04月30日 コラム
環境省の職員数は約3,000人。中央官庁も人手不足で、いわゆる「プロパー職員」は全体の3分の1。残るは地方自治[...]