
トーエイ㈱総務部企画課の萩原早智主任は、広報を含めた会社のさまざまな業務を担当している。総合職で入社した新入社員時代には、研修として家電のリサイクルプラントにて分解・選別するライン作業に約半年間従事した。「まずは現場を知ることが、リサイクル事業を理解する上で重要だ」という当時の会社方針に沿った配属だった。また、入社以前にもアルバイトとして、容器包装プラスチックの中間処理業など幅広い同社のリサイクル事業を作業体験し、経験を積んだという。
▼以前、ある大手家電メーカーの広報担当の女性も、入社後しばらくの間、家電量販店で販売サービススタッフとして勤務したことがあったという。メーカーに総合職として入社したはずがなぜ……。親御さんが心配して様子を見ようと、こっそりお店に来たこともあったという。来店するお客にすれば、彼女がどこのメーカーの社員かは関係ない。自社ブランドに関わらず、来店客の質問に答えて案内サービスをした。この経験は、本社勤務になった後の仕事に間接的にとても役に立ったそうだ。
▼先ほどのトーエイの萩原さんも笑顔で話してくれた。「ライン作業の現場研修のおかげで、チームが協力して働くことの大切さがわかった」。会社の伝統はしっかりと彼女に伝わり、現在の仕事ぶりに現れている。2月20日、同社は金属付き廃プラスチックの高純度選別ができる新ラインの竣工式を行った。萩原さんは、式典開催の窓口として事前準備を担い、また、当日は来訪した関係者や来賓の案内に奔走するなど、重責を見事に果たす中堅の姿があった。
2025年12月08日【容リ協ルートの入札制度】2026年度の入札方法を一部変更 事業者の落札可能量の活用最大化へ
2025年12月08日【展示会現地レポート】「第5回サスマ展」にみるX to Car技術の最新動向自動車部品向けリサイクル加速、各講演でも注目テーマに
2025年12月08日【(一財)家電製品協会】家電リサイクル法施行から25周年を祝す家電業界関係者、政府など200人が参加
2025年12月08日【2025年10月の廃プラ輸出統計】量は前年同月比で25%減、円安受け平均単価値上がりPVCやPETフレークは大きく上昇、他の品種は下落
2025年12月08日【日本PETボトルリサイクル推進協議会】PETボトルリサイクルの動向をまとめた年次報告書公表ボトルtoボトル比率が37.7%に上昇も各社で濃淡生じる
2025年12月01日 コラム
改正資源有効利用促進法(資源化法)で自主目標と定期報告の対象となるプラスチックは、自動車・家電・容器包装の3品[...]
2025年11月25日 コラム
去る11月6日、(一社)日本RPF工業会が開催する「第9回 安全大会」を取材した。RPF製造工場で起こりがちな[...]
2025年11月03日 コラム
慢性的な人材不足に陥っている現在の日本。業界内で言っても、特に中間処理施設をはじめとするリサイクル企業は、3K[...]
2025年10月27日 コラム
来年度の容リ入札制度の見直し方針が示された。検討会は計2回開かれ、安定枠の廃止や上限価格の適正化など、概ね材料[...]