
ある取材先に、「取り組みを啓発したいのは業界ではなく一般消費者なので、業界紙への掲載は歓迎しない」との主旨でお断りを受けた。特集した原稿がお蔵入りとなったわけだ。得も言われぬ気持ちを抱きながらも、得たものはあった。いろいろ考えを巡らせてみて、このWebメディアをなぜ立ち上げたのだろうとの原点に立ち帰れたからだ。今風にいうと、経営の『パーパス』みたいなものかも知れない。
プラジャーナルは、読者とともに社会課題を共に解決していけるメディアにしたいと考えている。幾何級数的に増えたプラスチックは、深刻なごみ問題を引き起こし、今なお解決されないまま。プラスチックのリサイクルは歴史が浅く、簡単に儲けを生み出せる商売でもない。廃プラ輸出で熱狂したバブル時代も終わり、社会的な要請があっても事業の難易度は増している。
そんな不透明な市場環境の中で、いかに経営判断するのか。手探りながらも、プラスチックリサイクルの事業に踏み出す企業を後押しするような情報を提供していきたい。もっとも個々の企業は、競争に打ち勝っていかなければならず、全てのノウハウをさらけ出せるわけはない。ただ、暗黙知を紡いでいくことで、プラ業界で不可欠なメディアとなり、プラごみ問題も解決に導ける推進力になるのではないか。長期的な時間軸、グローバルな視野、利他の精神をもつ読者の方々と歩みをともにできればと思った。
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2025年11月24日【萩原工業】リサイクルプラスチックの粘度を均一化する技術を開発三井化学と連携し、設備の製造・販売を開始
2025年12月01日【廃プラ・再生製品の輸出入動向】アジア輸入規制がもたらす今後の国際循環と対応策
2024年01月26日【シタラ興産】埼玉で一廃・産廃焼却施設に122億円投資2027年に稼働予定、年間1万5000MWの発電も
2025年12月01日 コラム
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2025年11月25日 コラム
去る11月6日、(一社)日本RPF工業会が開催する「第9回 安全大会」を取材した。RPF製造工場で起こりがちな[...]
2025年11月03日 コラム
慢性的な人材不足に陥っている現在の日本。業界内で言っても、特に中間処理施設をはじめとするリサイクル企業は、3K[...]
2025年10月27日 コラム
来年度の容リ入札制度の見直し方針が示された。検討会は計2回開かれ、安定枠の廃止や上限価格の適正化など、概ね材料[...]