
紫陽花の青紫色が鮮やかになってきたなぁと思った数日後、東京が梅雨入りした。その日も朝から霧雨。最寄り駅に向かう途中、道端に半開きのビニール傘が放置されていた。傘の国内年間消費量は推計で1億3000万本程度(日本洋傘振興協議会)。そのうちビニール傘(ビニ傘)は、大体の推測で6000~8000万本といわれる。PEなどで作られるこのビニ傘、安価で購入しやすいこともあり、急な雨の時には良く売れて、そして捨てられたり、放置されたりすることも多いと、度々報道されている。ビニ傘が「使い捨て傘」といわれる所以だ。
ビニ傘の大半は輸入品である。そこで日本洋傘振興協議会会員会社のほとんどは生地の傘を製造販売している。同会員のサエラ(東京都)は、壊れにくく、万が一壊れても部材を取り替えられるオールプラスチック傘を販売している。同協議会では、従来にも増して品質の良い傘を作り、長く使ってもらえるようにすることに重きを置きながらも、サステナビリティの観点からの製品のあり方などを検討してきた。しかし、傘業界だけで循環型のリサイクルスキームをつくるのはハードルが高いという。
ビニ傘はものによって材質が異なり、親骨に使われるスチールとプラスチック部分の分別も手間がかかるため、リサイクルしずらい。自治体によって可燃ごみまたは不燃ごみと分別区分も異なっている。傘のシェアリングサービスなど新たな仕組みが生まれてはいるが、年間6000万本以上の使用済みビニ傘の循環はどう進めるべきか。紙ストローを提供するカフェで、アイス珈琲を啜りつつ想う。
2026年04月27日【独占インタビュー】
野添産業・野添社長×オリックス・篠崎担当部長
M&Aの舞台裏、ストレッチフィルム再生の雄に聞く
2026年04月30日【大栄環境】
効率的な廃棄物処理を加速させる、静脈大手の最適化戦略
収集運搬からエネルギー創出までワンストップ体制の未来
2026年04月27日【中央倉庫】
内外からのPET樹脂の物流事業でトップシェア
PETリサイクル需要の拡大捉え、ノウハウ蓄積
2026年04月30日【インタビュー】
環境省 資源循環制度推進室・河田陽平室長
再生材の安定供給と市場構築に向けた
「再生プラ集約拠点構想」とは?
2026年04月27日【川上産業】
梱包資材プチプチにPCR材活用、2030年に配合率55%へ
容リ材のプラ段「エコリアルボード」でグッドデザイン賞
2026年04月30日 コラム
環境省の職員数は約3,000人。中央官庁も人手不足で、いわゆる「プロパー職員」は全体の3分の1。残るは地方自治[...]
2026年04月22日 コラム
今年もプロ野球開幕の季節がやってきた。私事にはなるが、長年にわたり家族そろってのスワローズファンであり、シーズ[...]
2026年03月30日 コラム
今月から「キラリ環境ベンチャー100選」という新連載をスタートした。環境・リサイクル業界で存在感を高めているベ[...]
2026年03月09日 コラム
年初のベネズエラへの強硬対応に続き、3月にはイランに対する軍事作戦が行われるなど、米国の唐突とも映る判断に世界[...]