
北太平洋に分布し、日本では北海道が繁殖地のエトピリカは、体全体が黒褐色で、白色の顔の眉部分に金色の飾り羽が付く。さらに橙色の大きな嘴が鮮やかさを一層引き立たせる。「花魁鳥」という別名があるのも納得。この鳥の名「ピリカ」を社名にした㈱ピリカ(東京都、小嶌不二夫代表取締役)のアプリ「ごみ拾いSNSピリカ」は、世界120の国と地域で約200万人に利用されている。SNSピリカは、路上などに落ちているごみ、例えばペットボトルや缶、食品容器など何でも、拾ったごみを写真に撮りアップするという、いたってシンプルなSNS。会員同士「ありがとう」ボタンを押して、その行為を称賛する。
▼コロナ禍に入って、このSNSピリカを有料導入する自治体が増え、今年7月現在で22自治体となった。それまでボランティアによって行われていた地域の清掃活動が、コロナで人が集まり一緒に行動することができなくなり、個人の活動に委ねられるようになったのが要因の一つ。当時「新しい生活様式」が謳われ、地域住民も「新しいごみ拾いの形」として受け入れたようだ。もう一つの要因がDXの浸透。どこにどのようなポイ捨てごみが多いかや、地域の清掃実態などがデータとして残り、それを自治体の清掃事業に活用できるメリットがある。初期費用は数十万円、月額利用料は各自治体の人口によって異なる。
▼同社の小嶌社長は「ごみ拾いは気づかれにくく、広がりにくい活動。なぜなら、ごみは拾うと、その場から無くなってしまうから」と述べている。SNSピリカでは、ごみ拾いの様子を投稿し、その行為を多くの人に知らせる。そして、そのことが見た人の意識を変えるという。SNSピリカを知り、静脈産業の事業活動をより多く、広く世間に知らしめることが必要だと改めて思い至る。
2026年09月04日【容リプラ・製品プラ】
富山環境が1万t弱を期中辞退、容リ協が振り替えへ
初の固形燃料化や自治体に焼却処理の差し戻しも
2026年09月08日【容リ入札制度見直し】
来年度以降、新枠設置やジョイントグループ制度開始へ
高品質再生材の供給へ向け、動静脈連携を促進
2026年09月18日【連載/第7回 キラリ環境ベンチャー100選】 ㈱JOYCLE 小柳裕太郎代表取締役社長CEO
ごみを「運ばず」「燃やさず」「資源化」を実現する
廃棄物処理を再設計する新インフラ
2026年09月08日【2026年度下期 PETボトル入札結果】
落札平均は-52.4円/kg、上期から20.7円上昇
エフピコが1.2万tに急増、ボトルからシート用途へ分散
2024年01月26日【シタラ興産】
埼玉で一廃・産廃焼却施設に122億円投資
2027年に稼働予定、年間1万5000MWの発電も
2026年09月18日 コラム
フランスの思想家ジャン・ボードリヤールが1970年代以降に提唱した「シミュラークル」という概念がある。現代社会[...]
2026年08月26日 コラム
7月28日に熊本県を震源として発生した「令和8年熊本地震」。被災地では多くの地域住民が避難生活を余儀なくされて[...]
2026年08月12日 コラム
インドネシア・バリ島は、かつて日本人にとってアジアを代表するリゾート地だった。1990年代から2000年代にか[...]
2026年07月17日 コラム
飲料容器の高度な自動選別を実現する新たなAI機器が、廃棄物処理の現場に姿を現す。今年末に埼玉県のウム・ヴェルト[...]