
先日、直富商事(本社・長野市)が新設した第三工場を取材した。混合廃棄物の中間処理施設で、この分野では日本で初めて全自動AIクレーンやAIロボットアーム選別機を設置する等、最新鋭の工場。同社・木下専務から電動シュレッダーが「ほこ×たて」対決に出たことを聞いた。「ほこ×たて」とは、2011年から13年まで放映されたバラエティ番組。矛盾にちなみ、相反する「絶対に○○なもの」同士を戦わせる人気企画だった。
▼新居浜鉄工所製のシュレッダーは、2012年11月の「ほこ×たて」対決で、「絶対にどんなものでも粉砕するシュレッダー VS 絶対に中身を守るハードケース」として登場。番組内では、最も馬力があるライオンシュレッダーを更に改良した特注品が使用された。二軸に21本の特殊合金製で70ミリの突起を持った刃が並び、最大50トンの力を加えることが出来る。まさしく絶対にどんなものでも粉砕するシュレッダーである。
▼対してハードケースは、フジコーワ工業製のプロテックスNEO。これはCFRP(炭素繊維強化プラスチック)製で、鉄の10倍の強度と7倍の弾性を持ち、重量は鉄の5分の1、アルミの2分の1という優れもの。近年、飛行機や車のボディにも使われている。ライフルや爆薬からも中身を守るという防弾機能が米国で話題になった。しかし決着はあっけなく付いた。最初はハードケースに刃が噛み合わず、長期戦になるかにみえたが、その矢先にシュレッダーの押し込み機能によって押し込まれると、防弾機能を持ったハードケースは瞬く間に木っ端微塵に粉砕された。
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