
最近、TikTokを見る時間が少し長くなっている。先週のこと、航空会社職員のダンス動画をスクロールし次に出てきたのは、赤いヘルメットに、赤と黒の切り替えしのある、かなりおしゃれな作業服を着た男性が切れのあるダンスを披露している動画であった。飛行機の整備士だろうか。いやいや、踊る男性の後ろには大きな重機。すかさずアカウントに飛んで、別の動画をチェック。「お!」。今度は男性とともに「RPF」の文字が踊っているではないか。よく見るとアカウント名はリサイクル業界のある企業だった。
▼これがビジュアルマーケティングの力か。画像・動画・グラフィックなどの視覚的要素を活用して、商品やサービスの魅力を伝えるこのマーケティング手法は、情報過多の現代において、人の心をつかむ鍵となる。脳は視覚情報を文字情報よりも速く効果的に処理するため、魅力的なビジュアルは記憶に残りやすいそうだ。確かに美しい風景や印象的な場面は感情に訴えかけてくる。InstagramやTikTokのような拡散力を持つビジュアル中心のSNSは、お気に入りのコンテンツを他人とシェアしたくなる心理にも合致する。
▼「動くビジュアル」である動画コンテンツは、若者に何かを訴えるのにも効果的だとか。Z世代やミレニアル世代は、テキストよりも動画で情報を得ることが多いという。動画コンテンツは企業の雰囲気や価値観を視覚的に伝えることにも使える。SNS動画はスマートフォン一つでも制作可能であり、24時間、関心のある人にアプローチできる。ビジュアルマーケティングは、企業やブランドの世界観や価値観を伝えるコミュニケーション手段として、今や欠かせないようだ。
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