
自治体によるプラリサイクルが浸透しつつあるが、容リ協が実施する入札が容リ制度の根幹をなす。自治体が分別収集した容リプラ・製品プラを容リ協に引き渡し、特定事業者から集めたリサイクル費用を分配する形でリサイクラ―(再商品化事業者)を決め、リサイクルが実施される。仮にリサイクラ―が決まらなかったら、集めたプラが行き場を失い、制度が崩壊してしまう。
▼その入札制度が、近年は薄氷を踏む状態にあった。自治体からのリサイクル申込量に対して、リサイクラ―の受入能力がひっ迫。2024年度には1万6千トンまで迫った。また、今年度は約2割の自治体のもので再入札の対象となり、地域によっては最大4回も実施されるなど、引き受け手がなかなか決まらなかった。物流費や人件費の上昇にも関わらず、落札平均単価は低迷し、低いリサイクラーの収益性も課題だった。
▼容リ入札の見直し検討会は、2回目が開かれ、安定枠の廃止など、何点か改革案が出された。来年度にも一部は反映される見通しだ。自治体による分別品質の差や輸送コストの上昇が入札の成否を左右し、再商品化後の出口である用途も拡がっていない。こうした現実を踏まえると、安定的な引き受け体制を支える政策的インセンティブや動静脈連携モデルの導入など、より構造的な改善策が待たれる。
2026年04月27日【独占インタビュー】野添産業・野添社長×オリックス・篠崎担当部長M&Aの舞台裏、ストレッチフィルム再生の雄に聞く
2026年04月30日【大栄環境】効率的な廃棄物処理を加速させる、静脈大手の最適化戦略収集運搬からエネルギー創出までワンストップ体制の未来
2026年04月27日【中央倉庫】内外からのPET樹脂の物流事業でトップシェアPETリサイクル需要の拡大捉え、ノウハウ蓄積
2026年04月30日【インタビュー】 環境省 資源循環制度推進室・河田陽平室長再生材の安定供給と市場構築に向けた「再生プラ集約拠点構想」とは?
2026年04月27日【川上産業】梱包資材プチプチにPCR材活用、2030年に配合率55%へ容リ材のプラ段「エコリアルボード」でグッドデザイン賞
2026年04月30日 コラム
環境省の職員数は約3,000人。中央官庁も人手不足で、いわゆる「プロパー職員」は全体の3分の1。残るは地方自治[...]
2026年04月22日 コラム
今年もプロ野球開幕の季節がやってきた。私事にはなるが、長年にわたり家族そろってのスワローズファンであり、シーズ[...]
2026年03月30日 コラム
今月から「キラリ環境ベンチャー100選」という新連載をスタートした。環境・リサイクル業界で存在感を高めているベ[...]
2026年03月09日 コラム
年初のベネズエラへの強硬対応に続き、3月にはイランに対する軍事作戦が行われるなど、米国の唐突とも映る判断に世界[...]