
紅麹を含むサプリメントが健康被害を引き起こし、騒動となっている。この「機能性表示食品」というのは、2015年に創設された制度。安全性と機能性に関する科学的根拠などを消費者庁に届ければ、事前審査や許可なくして、企業の責任で食品機能を表示できるようになった。それまで健康機能表示できた「特定保健用食品」、「栄養機能食品」は、国の規格基準適合や許可手続きを要した。規制緩和されたこの制度自体にも問題がなかったのか。
▼2年前に起きた知床遊覧船の事故も、運営企業だけの責任に帰されてしまった面がある。だが、観光客を乗せる船舶の通信手段の不備や荒天時の出航判断をチェックする仕組みがなかった。加えて、海上保安庁の初動の遅れも最悪の事態を招くことになった。現場到着に約3時間も要したのは、知床など北海道北東部は海保が救難士を置く空白エリアとなっていたからだ。政府は観光誘致キャンペ―ンを旗振りしてきたものの、いざというときの事態が担保されていなかったのだ。
▼プラ新法に基づく自治体のプラスチックの一括回収はどうだろう。中間処理から再商品化まで一貫して行う再商品化計画は既に14自治体が大臣認定を受けた。自治体のコストを軽減でき、合理化されると言えば聞こえがいいが、驚いたのは容リ協会が受け入れ拒否した堺市が同計画の大臣認定を受けたことだ。これでは従来の品質管理の厳しい容リルートからの「逃げ道」となり兼ねない。分別徹底を図ったり、中間処理工程を改善するなどして対処するのが常道ではないのか。自治体の責任に委ね、外部からのチェックが緩むこの仕組みに一抹の不安を感じる。
2026年10月28日【インタビュー】
農林水産省 輸出・国際局 規制対策グループ 大臣官房
新事業・食品産業部 外食・食文化課 食品ロス・リサイクル対策室
~日本産の食品輸出に迫るPPWRの新たなハードル
お茶・牛肉等の包装材に求められる対応とは~
2026年10月28日【2026年10月のPETボトル市況】
廃PETボトル、発生減と争奪戦で一段高に
大手の原料囲い込み、中国産PETのAD関税失効も焦点に
2026年10月28日【PPWRの原則適用開始】
2030年に向けて厳格化する包装規制
日本企業への影響は?!
2026年10月21日【華興】
4万t/年のPETボトルをスマートファクトリーでフレーク化
高度選別ライン・生産管理システムの機械販売も展開へ
2026年10月21日【イタリア・ミラノからの資源循環通信】
第4回「プラスチックごみの選別施設」
国立環境研究所 河井紘輔氏
2026年10月28日 コラム
補助金は、申請すれば必ず採択されるものではない。公募要件を満たすのは大前提として、事業の持続可能性や社会実装へ[...]
2026年10月21日 コラム
産廃業界では、サイバー攻撃を受けずとも、営業機密が丸裸にされているかのようだ。再資源化高度化法で創設された報告[...]
2026年09月25日 コラム
9月8日、東京都環境局が主催する「第2回サーキュラーエコノミーサロン」を取材した。イベントに参加した17社の取[...]
2026年09月18日 コラム
フランスの思想家ジャン・ボードリヤールが1970年代以降に提唱した「シミュラークル」という概念がある。現代社会[...]