
紅麹を含むサプリメントが健康被害を引き起こし、騒動となっている。この「機能性表示食品」というのは、2015年に創設された制度。安全性と機能性に関する科学的根拠などを消費者庁に届ければ、事前審査や許可なくして、企業の責任で食品機能を表示できるようになった。それまで健康機能表示できた「特定保健用食品」、「栄養機能食品」は、国の規格基準適合や許可手続きを要した。規制緩和されたこの制度自体にも問題がなかったのか。
▼2年前に起きた知床遊覧船の事故も、運営企業だけの責任に帰されてしまった面がある。だが、観光客を乗せる船舶の通信手段の不備や荒天時の出航判断をチェックする仕組みがなかった。加えて、海上保安庁の初動の遅れも最悪の事態を招くことになった。現場到着に約3時間も要したのは、知床など北海道北東部は海保が救難士を置く空白エリアとなっていたからだ。政府は観光誘致キャンペ―ンを旗振りしてきたものの、いざというときの事態が担保されていなかったのだ。
▼プラ新法に基づく自治体のプラスチックの一括回収はどうだろう。中間処理から再商品化まで一貫して行う再商品化計画は既に14自治体が大臣認定を受けた。自治体のコストを軽減でき、合理化されると言えば聞こえがいいが、驚いたのは容リ協会が受け入れ拒否した堺市が同計画の大臣認定を受けたことだ。これでは従来の品質管理の厳しい容リルートからの「逃げ道」となり兼ねない。分別徹底を図ったり、中間処理工程を改善するなどして対処するのが常道ではないのか。自治体の責任に委ね、外部からのチェックが緩むこの仕組みに一抹の不安を感じる。
2026年07月31日【インタビュー】
経産省 GXグループ資源循環経済課 三牧純一郎課長
「循環経済行動計画」でプラ再生材利用が加速
経産省が描く国内循環へのロードマップとは?!
2026年07月24日【2026年7月のPETボトル市況】
容リ協下期は上昇観測も、事業系には天井感
再生PETの利用義務化、輸出規制の検討も進む
2026年07月31日【ただおザウルス】
埋立依存からサーマルへ、防府工場でRPF製造に参入
建廃由来の品質の壁に挑み、2期工事で資源化率向上へ
2026年07月31日【連載/第5回 キラリ環境ベンチャー100選】
「人の手」から「AI」へ
廃棄物工学×AIで進める、資源循環の最前線
㈱イーアイアイ 胡浩代表取締役社長
2024年01月26日【シタラ興産】
埼玉で一廃・産廃焼却施設に122億円投資
2027年に稼働予定、年間1万5000MWの発電も
2026年07月17日 コラム
飲料容器の高度な自動選別を実現する新たなAI機器が、廃棄物処理の現場に姿を現す。今年末に埼玉県のウム・ヴェルト[...]
2026年07月08日 コラム
私の地元の奈良県は「人材輩出県」とも言われる。教育熱心な土地柄で大学進学率は高いものの、本社を置く上場企業はわ[...]
2026年06月24日 コラム
鹿島建設㈱、㈱竹中工務店、NIPPON EXPRESSホールディングス㈱、㈱リファインバースグループ、㈱あおぞ[...]
2026年06月10日 コラム
自治体の指定ごみ袋が品薄となって、市販の無色または半透明のごみ袋での排出を認める自治体が増えているという。指定[...]