
これまで長年ホンダ車に乗っていたが、今秋、トヨタ車に乗り換える予定だ。レンタカーでトヨタ車に乗る機会が多く、そのたびに燃費性能の高さを実感していたためである。周知のとおり、トヨタは世界最大の自動車メーカーであるが、世界最大のタイヤメーカーも日本企業のブリヂストンである。
▼日本国内では、廃棄されるタイヤの量が年間で約100万トン、本数にして約1億本に上るとされる。廃タイヤの処理方法としては、全体の64%を占めるサーマルリサイクルが主流である。そのほか、ゴムチップとして再利用されるマテリアルリサイクルが14%、さらに輸出やリユースも行われている。
▼そうした中で注目されるのが、タイヤのケミカルリサイクルである。代表的な技術が「熱分解法」と呼ばれる手法で、無酸素状態で加熱することにより、タイヤから油分、カーボンブラック、可燃性ガス、スチールなどを分離・再資源化ができる。なかでもタイヤ由来の油は、石油の代替燃料としての活用が期待されている。国内では、ENEOSとリバーHD、ブリヂストンが共同で実証実験を開始し、「タイヤtoタイヤ」の実現を目指している。
▼ELV(廃自動車)規則案で揺れる欧州でも、こうした動きは活発化。ドイツのPyrum社や、ミシュランが主導する欧州プロジェクト「BlackCycle」では、カーボンブラックの再利用や再タイヤ化に取り組んでいる。生成される原料の品質のばらつきや、処理コストの高さ、大規模投資が必要といった課題は日欧に共通する。使用済みタイヤが循環し、再び製品として生まれ変わる未来は、決して遠くないだろう。
2026年03月09日【日本ウエスト】福島のサニー・クリエーション・プランニングをM&A24時間稼働と設備増強で、供給拡大・広域化を加速
2026年03月09日【オガワエコノス】 ベトナムで現地法人設立、将来的に工場開設も視野に国内の福山工場には9月に新設備、地域資源循環に貢献
2026年03月09日【2026年1月の廃プラ輸出統計】輸出量は13%減も、台湾向けのPETに復調の兆し米のイラン攻撃で再生材に特需・価格上昇も?!
2026年02月09日【PSジャパン】 水島工場のケミカルリサイクル自社実証を断念モノマー化から他社との油化連携型にシフト
2024年01月26日【シタラ興産】埼玉で一廃・産廃焼却施設に122億円投資2027年に稼働予定、年間1万5000MWの発電も
2026年03月09日 コラム
年初のベネズエラへの強硬対応に続き、3月にはイランに対する軍事作戦が行われるなど、米国の唐突とも映る判断に世界[...]
2026年02月18日 コラム
かつては遠い未来の技術に感じられたAIも、今ではスマホの検索アシスタントはもちろん、SNSのレコメンド機能や、[...]
2026年02月09日 コラム
昨今、廃棄物・資源循環分野では法制度の改正ラッシュが続き、新たな制度メニューは乱立気味だ。個々の制度について、[...]
2026年01月26日 コラム
欧州で、ELV規則が暫定合意に至った。これまでも、世界の環境規制に大きな影響を与えてきたEUの決断とあっては、[...]