
これまでの25年間、毎年欠かさず夏フェスに通ってきたが、近年の異常な暑さと体力の衰えには抗えず、ついに“卒業”することにした。思い返せば15年前、フェス専門の環境コーディネーターに取材したことがある。夏フェス会場のごみステーションでは、実に細かい分別が行われていた。食べ残し、紙皿、割箸、串、プラ容器、ビニール、紙コップ、紙ごみ、PETボトル、キャップ、ラベルなど、驚くほど多くの項目に分けられていた。しかし、その際に「食品残さが付着した紙皿やプラ容器を、何とかリサイクルできないか」と相談された。来場者が丁寧に分別しても、こうした容器は結局リサイクルできず、焼却処分されていたのだ。
▼そんな折、先日訪問した熊本市の㈱永野商店の西部事業所で、状況が変わりつつあることを実感した。同事業所では、スーパーやコンビニ、病院、介護施設、学校給食などから排出される食品廃棄物や廃棄飲料を発酵させ、メタンガス化して電力に変えるリサイクル施設を稼働させている。この施設の特筆すべき点は、食品がプラ容器や紙容器に入ったままでも処理できることだ。食品や飲料の廃棄物はメタンガス化し、残ったプラ・紙容器はRPF原料として再利用される。通常、食品残さ付き容器は塩分(塩素)濃度が高く、RPFには不適とされてきた。しかしこの施設では、破砕後に容器類を自動で洗浄・乾燥する工程を設け、塩素濃度の基準をクリアしているのだ。これからの時代、夏フェスやさまざまなイベントで回収されるごみ類が、電力や燃料として再生される――そんな循環型の未来が、いよいよ現実味を帯びてきた。
2026年09月04日【容リプラ・製品プラ】
富山環境が1万t弱を期中辞退、容リ協が振り替えへ
初の固形燃料化や自治体に焼却処理の差し戻しも
2026年09月08日【容リ入札制度見直し】
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高品質再生材の供給へ向け、動静脈連携を促進
2026年09月08日【2026年度下期 PETボトル入札結果】
落札平均は-52.4円/kg、上期から20.7円上昇
エフピコが1.2万tに急増、ボトルからシート用途へ分散
2026年09月18日【連載/第7回 キラリ環境ベンチャー100選】 ㈱JOYCLE 小柳裕太郎代表取締役社長CEO
ごみを「運ばず」「燃やさず」「資源化」を実現する
廃棄物処理を再設計する新インフラ
2024年01月26日【シタラ興産】
埼玉で一廃・産廃焼却施設に122億円投資
2027年に稼働予定、年間1万5000MWの発電も
2026年09月18日 コラム
フランスの思想家ジャン・ボードリヤールが1970年代以降に提唱した「シミュラークル」という概念がある。現代社会[...]
2026年08月26日 コラム
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2026年08月12日 コラム
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2026年07月17日 コラム
飲料容器の高度な自動選別を実現する新たなAI機器が、廃棄物処理の現場に姿を現す。今年末に埼玉県のウム・ヴェルト[...]