
自治体によるプラリサイクルが浸透しつつあるが、容リ協が実施する入札が容リ制度の根幹をなす。自治体が分別収集した容リプラ・製品プラを容リ協に引き渡し、特定事業者から集めたリサイクル費用を分配する形でリサイクラ―(再商品化事業者)を決め、リサイクルが実施される。仮にリサイクラ―が決まらなかったら、集めたプラが行き場を失い、制度が崩壊してしまう。
▼その入札制度が、近年は薄氷を踏む状態にあった。自治体からのリサイクル申込量に対して、リサイクラ―の受入能力がひっ迫。2024年度には1万6千トンまで迫った。また、今年度は約2割の自治体のもので再入札の対象となり、地域によっては最大4回も実施されるなど、引き受け手がなかなか決まらなかった。物流費や人件費の上昇にも関わらず、落札平均単価は低迷し、低いリサイクラーの収益性も課題だった。
▼容リ入札の見直し検討会は、2回目が開かれ、安定枠の廃止など、何点か改革案が出された。来年度にも一部は反映される見通しだ。自治体による分別品質の差や輸送コストの上昇が入札の成否を左右し、再商品化後の出口である用途も拡がっていない。こうした現実を踏まえると、安定的な引き受け体制を支える政策的インセンティブや動静脈連携モデルの導入など、より構造的な改善策が待たれる。
2026年01月26日【環境省】自動車リサイクル制度の課題や今後の方向性を議論ASR再資源化や資源回収インセンティブ制度の状況共有
2026年01月26日【出光興産/CRJ】年間処理能力2万tの油化ケミカルリサイクルプラント竣工廃プラの前処理設備併設、回収インフラ企業と連携拡大も
2026年01月26日【協和産業】洗浄粉砕装置のパイオニアが描くプラスチックリサイクルメーカー視点を強みに、製品開発や成形加工にも参画
2026年01月27日【経済産業省】化審法の規定変更、BAT報告でリサイクル材は一部緩和も
2024年01月26日【シタラ興産】埼玉で一廃・産廃焼却施設に122億円投資2027年に稼働予定、年間1万5000MWの発電も
2026年01月26日 コラム
欧州で、ELV規則が暫定合意に至った。これまでも、世界の環境規制に大きな影響を与えてきたEUの決断とあっては、[...]
2026年01月14日 コラム
新年の風物詩となったマグロの初競りで、寿司チェーン・すしざんまいを運営する㈱喜代村が青森・大間産のクロマグロを[...]
2025年12月22日 コラム
12月10~12日に、東京ビッグサイト・東ホールで実施された「エコプロ2025」。SDGsWeek EXPO2[...]
2025年12月15日 コラム
環境省は、循環経済への本格的な移行に向け、「再生プラスチック集約拠点構想」を描いているという。これは、既存の再[...]