
家人の急病により、代わりに畑を耕さなければならなくなった。競争率約3倍の抽選で借りた市民農園の区画である。全く気が進まないが、何とか維持せねばと思い、初めて赴いたそこは、草ボーボーの荒れ地。両隣の区画は畝に丁寧にビニールをかぶせたり、園芸ネットを張ったりと、管理が行き届いている。いかん。雑草の繁茂の放置は厳禁で、農園トラブルのもと。黄金週間を費やし、腰痛に悲鳴を上げながら草取りに励んだ。
▼草取りがほぼ済み、いざ耕す段になって、土を掘り起こすと、以前使われていたものだろうか、ビニールの切れ端やPP紐、ネットの支柱のような緑色のプラスチック破片などが少なからず出てきた。ふん、これらは生分解性ではないな。独り言ちつつ除いていく。そこでふと、数年前の農業用フィルムリサイクルの取材を思い出した。
▼農業用廃プラは産業廃棄物であり、農業者が責任を持って適正処理することが義務付けられている。JAや地域協議会が回収及びリサイクル処理を担っている。近年の農業用廃プラのリサイクル率(熱回収含め)は70%台で推移、塩化ビニルフィルムは、床材等へのマテリアルリサイクル、ポリオレフィン系フィルムは主に熱回収されている。
▼異物混入や土の汚れ、経年劣化などで再生利用が難しいこと、排出時期に偏りがあることなどが課題だ。この分野でも中東情勢の影響で農業用フィルムが高騰しているそうで、それがリサイクルにもどう波及していくのだろうか。そんなことをぼんやりと考えながら鍬を振り下ろしていた。
2026年10月07日【瀬戸内資源循環プロジェクト】
前処理拠点が竣工、店頭回収もスタート
地域循環の食品トレー、来年3月から店頭へ
2026年10月07日【R&R(荒川産業グループ)】
アマルクプラ・タイヤセンターが本格稼働
3つの廃プラリサイクル事業を柱に地域循環目指す
2026年10月07日【2026年8月の廃プラ輸出統計】
中東危機以降、急増していた海外需要に失速感
アジア主要3ヵ国で減少、フィリピン・米国向けも急減
2026年09月30日【インタビュー】
環境省 環境再生・資源循環局 参事官補佐 妹尾光平氏
改正廃掃法の「輸出確認制度」、国内再生原則をどう運用?!
2024年01月26日【シタラ興産】
埼玉で一廃・産廃焼却施設に122億円投資
2027年に稼働予定、年間1万5000MWの発電も
2026年09月25日 コラム
9月8日、東京都環境局が主催する「第2回サーキュラーエコノミーサロン」を取材した。イベントに参加した17社の取[...]
2026年09月18日 コラム
フランスの思想家ジャン・ボードリヤールが1970年代以降に提唱した「シミュラークル」という概念がある。現代社会[...]
2026年08月26日 コラム
7月28日に熊本県を震源として発生した「令和8年熊本地震」。被災地では多くの地域住民が避難生活を余儀なくされて[...]
2026年08月12日 コラム
インドネシア・バリ島は、かつて日本人にとってアジアを代表するリゾート地だった。1990年代から2000年代にか[...]