
過日、創刊1周年を記念して記念セミナーを実地開催した。多数のご参加いただいたことをこの場を借りて御礼申し上げたい。情報を通じて「プラスチックが循環する経済圏」をつくっていくことで、ごみ問題を解決に導けるのではとプラジャーナルを創刊したのが一年前。プラリサイクルはマテリアル、ケミカル、サーマル、そして海外輸出といった手法があるが、新たな投資計画や仕組みづくりが目白押し。まさに過渡期にある混沌とした状況を、横断的に知れる機会になればと企画したセミナーだった。
▼参加者から好評だったのが、質疑応答のアプリ「Slido」を使った質問タイムだ。従来、こうしたセミナーで質問を募っても、国民性なのか、発言を躊躇してほとんど手が上がらない(海外のセミナーでは、質問が引きも切らないのだが・・)。ところが、このアプリを使えば、手元のスマホを使って、かつ匿名で講師に聞きたいことが入力できるので、実に多くの質問が集まった。それを司会が1つ1つ講師にぶつけていったというわけだ。心理的なハードルがとれるだけで、ここまで変わるのかという実例だった。
▼同じことがリサイクルにもいえるかも知れない。PETボトルや様々な容器で水平リサイクルを目指すのは、消費者が「使い捨て容器」に感じる、罪悪感に近い心理的ハードルを取り除きたい、というメーカー側の意図が見え隠れする。同じ容器に再生されるので「安心して買って下さい」というメッセージを届けたいわけだ。だが、見落としてはならないのは、目指すべきゴールは「ごみゼロ」「カーボンゼロ」の社会。遠い理想だが、経済を回すためにも、リサイクルによる循環と代替手段を探索することが、ひとまずの落としどころになる。
2026年06月10日【プラ循環協とリサイクラー6社】
環境省の自動車向け再生プラFS事業に採択
競争から協調へ、コンパウンド能力は年間6万~8万tに
2024年01月26日【シタラ興産】
埼玉で一廃・産廃焼却施設に122億円投資
2027年に稼働予定、年間1万5000MWの発電も
2023年12月22日【大瀧商店】
未利用の廃プラ原料活かし、製鋼副資材を開発
鉄鋼向けのフォーミング抑制剤・加炭材でニーズ開拓
2025年01月14日【プラニック】
ヴェオリアが昨年12月に撤退し、豊田通商が株式承継
本格稼働からわずか2年、採算や品質改善でもハードル
2026年06月05日【独自調査】
プラ一括回収に取り組む自治体の現在地、
32条・33条ルートの実態比較
2026年06月10日 コラム
自治体の指定ごみ袋が品薄となって、市販の無色または半透明のごみ袋での排出を認める自治体が増えているという。指定[...]
2026年05月27日 コラム
「積んプラ」を目を細めて眺める息子。買い集めたまま箱を開けずに積み上げられた未組立のプラモデルのことで、少しず[...]
2026年05月20日 コラム
家人の急病により、代わりに畑を耕さなければならなくなった。競争率約3倍の抽選で借りた市民農園の区画である。全く[...]
2026年04月30日 コラム
環境省の職員数は約3,000人。中央官庁も人手不足で、いわゆる「プロパー職員」は全体の3分の1。残るは地方自治[...]