
ドイツのデュッセルドルフで10月、K2022(日本ではK展やKショーとも呼ばれる)が催された。世界最大のプラスチック・ゴム産業の展示会であるこのイベントは、3年に1度開催され、1952年から続いている。”K”とはドイツ語のプラスチック=Kunststoffeの頭文字に由来する。渡航制限が残る国もある中、今年は157ヵ国から17万6千人の参加者で賑わったという。街中の至るところで入場票を下げた人を見かけ、ある種の歓迎ムードも漂っていたという。プラスチック事業に携わる関係者が、自らの仕事に誇りを感じる瞬間でもあるらしい。
▼展示会の会場は計17ホールで、屋外も合わせると約30万平米の広さがある。幕張メッセは16万平米なので、その倍近い。特に今回は「サーキュラー・エコノミー」にフォーカスした展示が目立ち、機械メーカー、素材メーカー、プラスチック加工業者が最新の技術や製品を披露していたそうだ。世界最大の家具量販店であるIKEAが、再生プラスチックやリサイクル可能素材を使わないと製品として採用しないと宣言しているように、循環の取り組みなくして、もはやグローバルな事業を展開できなくなっている証だろう。
▼他社とのコラボレーションが生まれる場としても重宝されている。例えば、化学品メーカーのコベストロは、食品包装に使われる複層フィルムはこれまで水平リサイクルが困難だったが、特殊な分離剤を使って PU 接着剤の強度を弱めるプロセスを開発した。こうしたプロセスではパッケージの製造業者とリサイクル業者との協業が欠かせない。主催者も「激動の時代にあって、プラスチック産業が循環経済に向けて変革を遂げている今、K2022 は共同で積極的に未来への道筋を描く理想的な場所だった」とコメントしている。
※ドイツ語の綴りが誤っていたので、訂正しました(2022年11月07日13:37)
2026年04月27日【独占インタビュー】
野添産業・野添社長×オリックス・篠崎担当部長
M&Aの舞台裏、ストレッチフィルム再生の雄に聞く
2026年04月30日【大栄環境】
効率的な廃棄物処理を加速させる、静脈大手の最適化戦略
収集運搬からエネルギー創出までワンストップ体制の未来
2026年04月30日【インタビュー】
環境省 資源循環制度推進室・河田陽平室長
再生材の安定供給と市場構築に向けた
「再生プラ集約拠点構想」とは?
2026年04月27日【中央倉庫】
内外からのPET樹脂の物流事業でトップシェア
PETリサイクル需要の拡大捉え、ノウハウ蓄積
2026年04月06日【指定ごみ袋】
中東緊迫で自治体指定ごみ袋の供給に不透明感
韓国で買い占め騒動発生、日本にも波及懸念
2026年04月30日 コラム
環境省の職員数は約3,000人。中央官庁も人手不足で、いわゆる「プロパー職員」は全体の3分の1。残るは地方自治[...]
2026年04月22日 コラム
今年もプロ野球開幕の季節がやってきた。私事にはなるが、長年にわたり家族そろってのスワローズファンであり、シーズ[...]
2026年03月30日 コラム
今月から「キラリ環境ベンチャー100選」という新連載をスタートした。環境・リサイクル業界で存在感を高めているベ[...]
2026年03月09日 コラム
年初のベネズエラへの強硬対応に続き、3月にはイランに対する軍事作戦が行われるなど、米国の唐突とも映る判断に世界[...]