
世界が脱炭素、脱プラ、SDGsの持続可能な社会を目指して様々な環境施策を実施していく中で、人類の闇の部分が数多く顔を出している。2020年には、世界中でコロナが蔓延して経済活動が停滞し、社会や生活に様々な制限をもたらした。このコロナがようやく落ち着き始めた頃、ロシアがウクライナ侵攻を開始。ロシアのプーチン大統領が核兵器の使用も辞さないと発言したことで、第三次世界大戦や核戦争の懸念が強まった。
環境的な観点で見ると、戦争・災害・伝染病は「ごみ排出量を増やす出来事」である。コロナ禍が始まった2020年の世界のプラスチック生産量は、経済活動の停滞等で前年より2.2%減少したが、プラスチックごみ量は前年より5%以上増加したと言われている。コロナ禍で主に増えたごみは、①医療系廃棄物、②容器包装類、③マスク等。海洋保護団体のオーシャンズアジアによると、2020年の海洋に流出したマスクの数は16億枚で、世界のマスク生産数の3%に該当するという。もちろん19年まではほとんどなかった。
環境省によると、日本の容器包装プラスチックの資源化量は、19年=66.7万トンから20年=67.7万トンとなり1.5%増加した。しかし資源化されずに焼却に回るプラ類が、コロナ禍で大幅に増加している。毎年ごみの組成調査を行っている千葉市を例に取ると、2018年の可燃ごみ(家庭系+事業系)におけるプラ混入率は13.1%だったが、2020年には17.6%に増加。試算では、18年=3.1万トンから20年=4.0万トンとなり、29.8%増となった。
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