FIFAワールドカップカタール2022が開幕した。サッカーファンでなくとも、このワールドカップだけは観戦するという人も多いのではないだろうか。日本チームの試合だけは一応テレビの前へ座るという程度の、にわかファンとも言えない者がこの話題を取り上げるのはサッカーファンに申し訳ないと思いつつ、キーを打っている。対ドイツ戦、過去4回優勝の強豪相手に勝利!
▼しかし注目したいのは、やはりプラスチック。今大会に出場したドイツ、アルゼンチン、スペイン、メキシコ、日本などのナショナルチームのユニフォームは再生ポリエステルが使われている。しかも「パーレイ・オーシャン・プラスチック」を50%含む繊維を使い、ユニフォーム全体では40%以上のリサイクル素材の使用になるという。このパーレイ・オーシャン・プラスチックとは、海岸や海沿いのコミュニティで回収されたプラスチックごみをアップサイクルして生まれた素材。ユニフォームのブランドであるアディダスが積極的に採用しているが、台湾メディア『フォーカス台湾』によると、提携先である台湾の紡績大手・遠東新世紀が7年かけて開発したものだという。
▼コカ・コーラもこのカタール大会でプラスチックリサイクルの取り組みを実施中だ。100%リサイクルPETボトルを使用した飲料(パイロット製品)を試験提供。また会場にはペットボトル専用の回収ボックスを設けて、来場したサッカーファンやボランティアに回収を呼び掛けている。4年に一度の世界的なスポーツイベント。それを支えるグローバルブランドの環境保全活動の結果にも目を向けたい。
2022年08月30日【容リ下期速報】
PETボトルの落札平均価格が115円/kgに
バージン市況軟化の中、過去最高値を更新 FREE
2023年02月28日【容リルート入札結果速報】
PETボトルはバージン安で、半値近くまで下落
初の一括回収のプラスチック入札は処理費上昇 FREE
2023年01月10日【スペイン】
英国に続きプラスチック税導入、EU加盟国では初
0.45ユーロ/kg課税、再生プラ市況への影響は?
2023年02月13日【PETボトル】
公取委が廃PETボトルの実態調査に乗り出す
大手飲料メーカーによるBtoB契約の手法が焦点か
2023年03月27日【日本プラスチック工業連盟】
22年プラスチック原材料生産・製品販売ともに減少
コロナ禍が響いた20年比も下回り、脱プラが加速か
2023年03月27日 コラム
「明日は国際女性デーだなぁ」と何気なく頭に思い浮かべつつ、その日、取材に向かった先は世界40ヵ国・地域に営業展[...]
2023年03月20日 コラム
3月13日以降、マスク着用が個人の判断に委ねられることになったが、街中や電車の車内、飛行機でもまだまだノーマス[...]
2023年03月13日 コラム
音楽鑑賞・ライブ観賞・楽器演奏がライフワークになっている。コロナ禍で最も残念だったのはライブに行けないことだっ[...]
2023年03月06日 コラム
産業系の廃プラでは未だリサイクルが手付かずのものも少なくない。その1つが建廃系の廃プラだろう。一般社団法人日本[...]