
今週末(14、15日)大学入学共通テストが行われた。今年の大学入試では電気・電子、応用化学の学科など理工系を志望する女子が増えたそうだ。こうした状況は、我々が関わるプラスチックリサイクル分野でも歓迎するところ。「『女性は理工系に向かない』との偏見から脱却し、理工系や農学系の分野をはじめとした女性活躍を進め、女性があらゆる分野で自ら持つ能力を発揮できる社会を、産学官一体となってつくる」は、国の教育未来創造会議の「第一次提言のポイント」にある文言。これまで女性が携わることが少なかった分野でも、女性の割合が増えることで、また新たな着眼点や応用が生まれるかもしれない。
首都圏に限ってみても、化学部、物理部、数学部など理系の部活動を実施している女子校がある。ただ、高校生活をコロナ禍で過ごした高校3年生(共通テスト出願者の85%)は、満足のいく活動ができなかったであろう。大学では自分が望む学業に存分に励めることを願う。彼女たちが大学を卒業する4年後、プラスチックリサイクルはどのような状況にあるだろうか。
経済社会システム全体を変革して進めようというGX(グリーントランスフォーメーション)。昨年7月、政府は化石エネルギー中心の産業構造・社会構造をクリーンエネルギー中心へ転換することを目指し「GX実行委員会」を設置した。そこでの基本方針案には「水素・アンモニアの導入促進」が含まれた。弊誌プラジャーナルでもプラスチックのケミカルリサイクルによってアンモニアなどを製造する事業の進捗をお伝えしている。こうした分野で理系女子たちが活躍する日が待ち遠しい。
2025年12月08日【容リ協ルートの入札制度】2026年度の入札方法を一部変更 事業者の落札可能量の活用最大化へ
2025年12月08日【展示会現地レポート】「第5回サスマ展」にみるX to Car技術の最新動向自動車部品向けリサイクル加速、各講演でも注目テーマに
2025年12月08日【(一財)家電製品協会】家電リサイクル法施行から25周年を祝す家電業界関係者、政府など200人が参加
2025年12月08日【2025年10月の廃プラ輸出統計】量は前年同月比で25%減、円安受け平均単価値上がりPVCやPETフレークは大きく上昇、他の品種は下落
2025年12月08日【日本PETボトルリサイクル推進協議会】PETボトルリサイクルの動向をまとめた年次報告書公表ボトルtoボトル比率が37.7%に上昇も各社で濃淡生じる
2025年12月01日 コラム
改正資源有効利用促進法(資源化法)で自主目標と定期報告の対象となるプラスチックは、自動車・家電・容器包装の3品[...]
2025年11月25日 コラム
去る11月6日、(一社)日本RPF工業会が開催する「第9回 安全大会」を取材した。RPF製造工場で起こりがちな[...]
2025年11月03日 コラム
慢性的な人材不足に陥っている現在の日本。業界内で言っても、特に中間処理施設をはじめとするリサイクル企業は、3K[...]
2025年10月27日 コラム
来年度の容リ入札制度の見直し方針が示された。検討会は計2回開かれ、安定枠の廃止や上限価格の適正化など、概ね材料[...]