都内日中の気温が20度を超える暖かさだった10月の日曜日、東京・練馬区で市民祭「練馬まつり」が開かれた。ステージパフォーマンスなどのほか、飲食や物販などブース出展が約200団体・商店・企業に上るビッグイベントと聞き、どんな催しなのかと訪れてみると、周辺の通りを歩くのも大変な賑わい。その通行をさらに滞らせている人だかりの先にあったのは、1台の清掃車(パッカー車)だった。
▼多くの子どもと親や大人たちの視線を集めていたそのパッカー車は、何とスケルトン仕様。スライドシリンダー、リフトシリンダーが動く様子がわかるほか、荷箱に大きな窓がはめ込まれ、ごみの入っていく様子がわかる。回転板操作を投入口下のバーでも行えること、圧縮板の力が6000キロあることなどが子どもたちにもわかる言葉で説明されるたび、「へえー」、「すごーい」と声を出していたのは、こどもよりも大人のほう。一際大きな歓声が上がったのは、普段街中では決して見ることができない「排出」の場面だった。説明員の方が「大きい音がするので、苦手な人は耳をふさいで」、「危ないので一歩後ろに下がって」と安全のための注意をすると、見ている子どもも大人も緊張と期待感がより高まる雰囲気に。重さ約1トンもあるというテールゲートが上がり始めると、すぐに皆が「おー!」。排出板が中のごみ(デモ用)を押し出すと「わあー!」。
▼同パッカー車は区内で行われる環境学習やイベントなどで活用されており、夏休み期間を除けば、週2、3回も出動するという。区民にごみの排出や資源分別について関心を持ってもらえる重要なアイテムとなっている。当日、デモの後は撮影タイム。作業服を着て運転席に座れるとあって、すぐに長い行列となっていた。
2024年09月09日【2024年度下期 PETボトル入札結果】上期より35円上昇し、落札単価-84.5円/kgに協栄産業グループが巻き返し、東西格差薄まる
2024年11月18日【容リ協の登録事業者】2025年度の材料リサイクルの登録事業者は増減なしPETは新規でサーキュラーペット、来期入札で過熱必至か
2023年01月23日【東京23区】全区でプラスチック脱焼却へ、プラ新法後押し 一括回収のモデル実施、残す3区でも検討進む
2024年01月26日【シタラ興産】埼玉で一廃・産廃焼却施設に122億円投資2027年に稼働予定、年間1万5000MWの発電も
2024年11月25日【プラスチック汚染対策条約】INC-5が韓国・釜山で開幕へ、年内合意なるか生産規制などの争点残し、条文案を議論
2024年11月25日 コラム
都内日中の気温が20度を超える暖かさだった10月の日曜日、東京・練馬区で市民祭「練馬まつり」が開かれた。ステー[...]
2024年11月18日 コラム
東大阪市は大阪市の東に隣接した人口48万人の中核都市で、昔から「ものづくり」の街として有名である。市内には約5[...]
2024年10月28日 コラム
10月中旬にマレーシアを訪問した。古着のリユース事業において、マレーシアは今や世界で最も関係者から熱い視線を注[...]
2024年10月15日 コラム
恥ずかしながら10月20日が「リサイクルの日」ということを知らなかった。「ひとまわり(10)、ふたまわり(20[...]