©shutterstock
プラ新法による容リプラ・製品プラの一括回収の入札結果詳細が、容リ協会のWebサイトを通じて明らかになった。今年度、35団体(49市町村)の自治体が一括回収を実施し、計4万トン弱を容リルートに引き渡す予定。容リプラと製品プラの比率は83:17で、製品プラは7千トン弱が集まる。製品プラだけの落札単価は6万3千円/トンとなった。自治体が負担する製品プラの再商品化費用に注目が集まったが、容リプラとの価格差は3千円/トン差に留まった。総合落札単価では、レゾナックが最安値を付け、初参入となったTBMは1万3千トンを落札している。初の一括回収の入札結果を、品目別、自治体別、再商品化事業者別から分析した。
2022年4月にプラ新法が施行されて、自治体が「容リプラ+製品プラ」を一括回収できるメニューが加わった。これまで未回収だったプラ製のハンガー、衣装ケースなどを従来の容リプラの回収ルートで一緒に集め、再資源化を促す道筋を付けたものだ。
容リプラ単体のときと同じように、リサイクル先である再商品化事業者を容リ協会の入札を通じて決めるが、大きな違いは製品プラ分の再商品化費用は、自治体が負担するという点だ(容リプラは、商品等を製造・販売している事業者が負担する)。
22年度は、容リプラと製品プラを一括回収しても、容リ協会における入札の準備が整っていなかったため、今年度が初めての入札となった。今回、①容リ単体を回収する自治体(従来と同じ)と、②一括回収する自治体の2つの枠が設けられた。
数量的には、①の容リプラの引取申込量は、65万5953トン、②の一括回収した分別収集物の引取申込量は、3万9268トン。①だけで比較すると、前年度より3万2842トン少ないが、容リ単体から一括回収に移行した自治体もあり、①+②でみると、計69万5221トンとなり、前年度より6426トン増えている。
これが、新たに製品プラとして集まる量とほぼ近似する。一括回収される分別収集物3万9268トンのうち、容リプラと製品プラの比率は83:17。それぞれ3万2536トンと6732トンである。
ちなみに、容リ協会は35団体ごとの分別収集量と総合落札単価を公表したものの、容リプラと製品プラの比率や製品プラだけの落札単価については公表していない。全国の自治体が、今後一括回収を始めるにあたって、製品プラの再商品化費用の負担が課題の一つだが、その指標がやや見えづらい内容だったわけだ。
そこでプラジャーナルでは、今年度から一括回収する自治体の中でも引渡予定量が多い、京都市と北九州市に取材し、製品プラの想定引渡量と再商品化費用を試算してみた。
…
この記事は有料会員記事です
▼残りの65%を読むには、会員登録が必要です▼
この記事は有料サービスをご契約の方がご覧になれます。
契約されている方は、下記からログインを、
契約されていない方は1か月の無料トライアルからお試しいただけます。
2026年06月10日【プラ循環協とリサイクラー6社】
環境省の自動車向け再生プラFS事業に採択
競争から協調へ、コンパウンド能力は年間6万~8万tに
2026年06月08日【2026年4月の廃プラ輸出統計】
輸出量は前年比2割増の6.2万tで、マレーシア向け首位
フィリピン向けは急伸継続、米印向け輸出の減少緩和
2024年01月26日【シタラ興産】
埼玉で一廃・産廃焼却施設に122億円投資
2027年に稼働予定、年間1万5000MWの発電も
2026年06月10日【(一社)全国容器循環協議会】
総会後の講演会・懇親会に官民から約90人が参加
東北大・吉岡教授が資源循環の方向性示す
2026年06月05日【独自調査】
プラ一括回収に取り組む自治体の現在地、
32条・33条ルートの実態比較
2026年06月10日 コラム
自治体の指定ごみ袋が品薄となって、市販の無色または半透明のごみ袋での排出を認める自治体が増えているという。指定[...]
2026年05月27日 コラム
「積んプラ」を目を細めて眺める息子。買い集めたまま箱を開けずに積み上げられた未組立のプラモデルのことで、少しず[...]
2026年05月20日 コラム
家人の急病により、代わりに畑を耕さなければならなくなった。競争率約3倍の抽選で借りた市民農園の区画である。全く[...]
2026年04月30日 コラム
環境省の職員数は約3,000人。中央官庁も人手不足で、いわゆる「プロパー職員」は全体の3分の1。残るは地方自治[...]