プラジャーナル創刊から早や2ヵ月余り。新規読者の獲得には一定の時間を要すると考えていたが、それなりの手ごたえを感じている。購読料というのは「クラウドファンディング」に近いものだ。多数の人・企業から資金を募り、それをもとに取材活動や情報収集を行っていく。今は情報が氾濫し、コンテンツ過当競争の時代。いかに情報を取捨選択し、それを適切なタイミングで、深く、分かりやすく伝えられるかが勝負の分け目だと考える。実績も乏しいのにあらかじめ購読料を頂けるのは有難いかぎり。賛同や共感の証と捉えて、一層の洗練を目指したい。
▼プラスチックリサイクルへの高い関心は、地球温暖化対策、SDGs関連の取組み、バーゼル法省令改正による輸出規制強化、プラ資源循環新法の施行といった変化に直面しているからだろう。目下、迫るのが、今年4月のプラ新法の施行。同法のメニューは①環境配慮製品の認定、②使い捨てプラの削減目標、③自治体による製品プラ一括回収、④製造者の再利用計画、⑤排出元による再利用計画の5つ。経産省は現在、メニューを使いこなす手引き書を作成中だという。③の製品プラ・容リプラの一括回収は、各自治体における指定保管施設の整備や容リ協会で入札の仕組みが整うまで少なくても1年は要する。本格的な実施は2023年以降とみたい。まずは②使い捨てプラの削減で小売業がどのような動きをみせるか、また③や④による製造業や排出者による再利用計画に注目したい。
2024年09月09日【2024年度下期 PETボトル入札結果】上期より35円上昇し、落札単価-84.5円/kgに協栄産業グループが巻き返し、東西格差薄まる
2024年09月09日【環境省・資源循環システム構築に係る小委員会】再資源化事業等高度化法の政省令・告示に向けた検討開始報告義務、廃プラは年間1500トン以上の産廃業者を対象に
2023年01月23日【東京23区】全区でプラスチック脱焼却へ、プラ新法後押し 一括回収のモデル実施、残す3区でも検討進む
2024年01月26日【シタラ興産】埼玉で一廃・産廃焼却施設に122億円投資2027年に稼働予定、年間1万5000MWの発電も
2024年03月04日【2024年度上期 PETボトル入札結果】前年度下期より7円/kg上昇、-49.5円/kgに回復遠東石塚が6割強落札、西高東低の価格体系に
2024年09月09日 コラム
「再生材を使った製品は高い」という消費者の理解が進むべきだ。このような理想を掲げ、循環型の仕組みを目指す関係者[...]
2024年09月02日 コラム
今年6月、カンボジアで日本人が運営するエコロギーという会社を訪問した。この会社は主に食用コオロギを養殖して販売[...]
2024年08月26日 コラム
板橋区は2022年8月から図書館や児童館の一部、商店街等、区内40カ所以上に回収BOXを設置して、使用済み歯ブ[...]
2024年08月05日 コラム
容リの再商品化事業の運営がまさに綱渡り状態となっている。容リ協が7月半ばに発表したヒアリング結果によると、20[...]