2022年3月4日 PJコラム 

【コラム】

 きょう3月4日は「ひな祭り」の翌日。学校から帰ると、昨日まで仏壇横の結構なスペースを取って華々しく飾られていたひな壇とひな人形が跡形もなく片付けられていて、もの悲しい気分になった子どもの頃のこの日を思い出す。ひな祭りのお祝いが済んだら早く人形を片付けないと嫁に行き遅れる――。こんな言い伝えを気にする親がそそくさと片付けていたのだ。

 伝統のある格式ばった日本人形とは打って変わって、にっこり笑顔が素敵な米国のファッションドール「バービー」は時代に敏感である。バービー人形を販売するマテル社は昨年、ごみ収集システムがない地域の水路近くから収拾した廃プラスチックを原料に用いたシリーズ「バービー・ラブズ・ザ・オーシャン・コレクション」を発表した。同社は2030年までに全製品と包装材で100%リサイクル材料、リサイクル可能な材料、またはバイオベースのプラスチック材料を使用することを目標に掲げている。同シリーズは消費者への啓発にもなる。

 一方、日本のファッションドール「リカちゃん」を販売するタカラトミーは、環境に配慮した玩具を「エコトイ」と銘打ち、子どもたちを啓発。鉄道玩具「プラレール」には、40%以上(プラスチック重量比で)再生プラスチックを採用している。リカちゃんやプラレールを含め、大部分の玩具は、来月からのプラ新法により、分別収集物に含めてよい「プラスチック使用製品廃棄物」(リチウムイオン電池などが使用されるもの以外)に含まれる。子どもたち自身がおもちゃを通してモノのライフサイクルアセスメントを考えることは地球環境に有効だろう。累計出荷数5,000万体を超えているリカちゃんにも期待したい。

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