▼プラジャーナルの創刊にあたり、ある中国人経営者の方に「ジャーナリズムは一国の総理大臣すら失脚することができる。期待しているから」と激励頂いた。今年4月に逝去した作家・ジャーナリストの立花隆氏のことが念頭にあったのだろう。立花隆は1974年に文藝春秋で連載した「田中角栄研究 その金脈と人脈」で金権政治の内幕を暴いて大きな反響を呼び、連載開始の半月後には総理を退陣に追い込んだ。
▼立花隆は、こうした日本の政治家の裏の顔ともいえる生態を活写したに留まらず、宇宙、生命、臨死体験、物理などの分野で多くの著書を残し、関心領域は驚くほど広かった。「知の巨人」とも称えられる所以である。東京の文京区にある立花事務所の通称、猫ビルには20万冊の蔵書を有し、生涯で3万冊を読み、100冊の書を記したとされる。
▼処女作ともいえるのが、1971年刊「思考の技術」。この中で、「エコシステムにのらないプラスチックの量が年々増大している。(中略)エコシステムの破壊は、その一員である人間にも命とりである。プラスチックによる材料革命だなどといって喜んでいる間に、人間は、自分の手で自分の首を締めているのである」と記す。半世紀を経てなお、この問題は未解決のまま。残された者の使命として、その叡智の軌跡を繋いでいきたい。
2023年05月29日【ケミカルリサイクル】
2023年に4つのプロジェクトが始動予定
アールプラスジャパンは参画企業40社に
2022年08月30日【容リ下期速報】
PETボトルの落札平均価格が115円/kgに
バージン市況軟化の中、過去最高値を更新 FREE
2023年05月29日【アジアプラスチック資源循環促進協会】
第1回プラスチック資源循環フォーラム開催
共通項は「動脈産業と静脈産業の連携」
2023年05月24日【全国容器循環協議会】
飲料容器等の中間処理業者ら
29社が加盟し、全国組織化へ
2023年01月23日【東京23区】
全区でプラスチック脱焼却へ、プラ新法後押し
一括回収のモデル実施、残す3区でも検討進む
2023年05月31日 コラム
「脂肪を減らす」というフレーズに、つい目が行きがちだ。商品や広告の説明にじっくり目を通してから「実際はどうかね[...]
2023年05月29日 コラム
清涼飲料容器の主力がPETボトルに変わったのは2000年以降のことである。子供の頃は、駄菓子屋で買ったびんを返[...]
2023年05月22日 コラム
アフターコロナのアクリル板廃棄ラッシュに、リサイクルの対応は素早かったように思う。動きとしては3つあった。①三[...]
2023年04月25日 コラム
「鎌倉の大仏」と「太陽の塔」に共通する点といえばご存じだろうか?! 正解は、意外なところにプラスチックが使われ[...]