一度そこに座ったり寝転んだりすれば、体を包み込むようにフィットして、もう動きたくなくなるほどの心地良さといわれるビーズクッション(ソファ)。カバーに包まれた中身は発泡スチロール(EPS)ビーズだ。本体の発泡ビーズは3ミリメートル以下。使用後は、小さいクッションタイプなら焼却ごみ、身体全体を支えられるソファのような大きなタイプなら粗大ごみになる。使用後のビーズクッションについて、発泡スチロール協会も懸念している。もし屋外でカバーが破れ、1グラムで相当な個数になる発泡ビーズが河川に流出すれば大変だ。
▼伸縮性のあるウレタン生地に包まれたビーズクッションは手触りが良く、20年ほど前にはレジャーランドのお土産の人気商品になった。その人気上昇に伴いEPSの販売量も倍増した。またEPSは以前、一部のカップ麺容器に使われていた。現在はその容器が紙に変わったが、減少分を上回る量がビーズクッション用途に流通している。
▼あるメーカーは数年前に使用済みの自社製品を回収し、EPSビーズをリサイクルすることを検討していたという。発泡スチロール協会もその取り組みに協力、支援した。小さなビーズはサラサラで扱いにくく、リサイクルが難しいが、それまでに実施した試験によって、処理できる機械の見当がついた。今後のさらなる取り組みに期待がかかる。リサイクル実現までの対策として協会では、販売元に対し、不法投棄すればマイクロプラスチック問題を引き起こす可能性があるといった注意書きを商品パッケージに記してほしいとの要請を行うことを検討している。
2024年11月18日【容リ協の登録事業者】2025年度の材料リサイクルの登録事業者は増減なしPETは新規でサーキュラーペット、来期入札で過熱必至か
2024年09月09日【2024年度下期 PETボトル入札結果】上期より35円上昇し、落札単価-84.5円/kgに協栄産業グループが巻き返し、東西格差薄まる
2023年01月23日【東京23区】全区でプラスチック脱焼却へ、プラ新法後押し 一括回収のモデル実施、残す3区でも検討進む
2024年01月26日【シタラ興産】埼玉で一廃・産廃焼却施設に122億円投資2027年に稼働予定、年間1万5000MWの発電も
2024年11月18日【英国】2030年のリサイクル目標を大幅に下方修正(69%→55%)法整備の遅れと深刻な不況で、ケミカルリサイクルも遅れ
2024年11月18日 コラム
東大阪市は大阪市の東に隣接した人口48万人の中核都市で、昔から「ものづくり」の街として有名である。市内には約5[...]
2024年10月28日 コラム
10月中旬にマレーシアを訪問した。古着のリユース事業において、マレーシアは今や世界で最も関係者から熱い視線を注[...]
2024年10月15日 コラム
恥ずかしながら10月20日が「リサイクルの日」ということを知らなかった。「ひとまわり(10)、ふたまわり(20[...]
2024年10月07日 コラム
『東京23区と都が「家庭ゴミ有料化」検討』と、フジテレビ系のFNNプライムオンラインが報じたのが9月16日。そ[...]