
我が家の鉢植えの桜もつぼみが膨らみ、春の訪れを感じるこの季節。来月からは新入社員が社会人としての一歩を踏み出す。新しい環境や異なる文化に触れると、誰しも多かれ少なかれ心理的な負担を感じるものだ。新しい環境にスムーズに馴染むためには適度な「自己開示」が有効だろう。心理学者シドニー・ジュラードは、自己開示を「個人が自己の諸側面や経験を他者に知らしめる過程」と定義した。すべてをさらけ出すのではなく、開示する量(範囲)と質(深さ)のバランスが重要になる。
▼自己開示に関する有名な概念に「ジョハリの窓」がある。自分という存在の中には、自分が知っている部分と自分が知らない部分があると同時に、他者が知っている、他者が知らないという部分もそれぞれあり、それを4つの窓として図式化したものだ。自他ともに知る「開放の窓」、自分は気づかず他者が知る「盲点の窓」、自分だけが知る「秘密の窓」、誰にも知られていない「未知の窓」だ。「盲点」や「秘密」の窓が開けば「開放の窓」が広がり、相互理解が深まる。
▼この概念は、プラスチックの資源循環にも当てはまりそうだ。再資源化は一企業だけでは成しえない。「秘密の窓」にある技術やノウハウを少しでも開示することで他社の理解が進む。それにより「未知の窓」が開かれ、新たな製品や革新的なシステムが生まれるきっかけになるのではないか。さあ、新年度。プラジャーナルが業界におけるそれぞれの「窓」の開放を後押しし、循環型社会の深化につながることを願いたい。
2026年04月27日【独占インタビュー】野添産業・野添社長×オリックス・篠崎担当部長M&Aの舞台裏、ストレッチフィルム再生の雄に聞く
2026年04月30日【大栄環境】効率的な廃棄物処理を加速させる、静脈大手の最適化戦略収集運搬からエネルギー創出までワンストップ体制の未来
2026年04月27日【中央倉庫】内外からのPET樹脂の物流事業でトップシェアPETリサイクル需要の拡大捉え、ノウハウ蓄積
2026年04月06日【指定ごみ袋】 中東緊迫で自治体指定ごみ袋の供給に不透明感 韓国で買い占め騒動発生、日本にも波及懸念
2026年04月30日【インタビュー】 環境省 資源循環制度推進室・河田陽平室長再生材の安定供給と市場構築に向けた「再生プラ集約拠点構想」とは?
2026年04月30日 コラム
環境省の職員数は約3,000人。中央官庁も人手不足で、いわゆる「プロパー職員」は全体の3分の1。残るは地方自治[...]
2026年04月22日 コラム
今年もプロ野球開幕の季節がやってきた。私事にはなるが、長年にわたり家族そろってのスワローズファンであり、シーズ[...]
2026年03月30日 コラム
今月から「キラリ環境ベンチャー100選」という新連載をスタートした。環境・リサイクル業界で存在感を高めているベ[...]
2026年03月09日 コラム
年初のベネズエラへの強硬対応に続き、3月にはイランに対する軍事作戦が行われるなど、米国の唐突とも映る判断に世界[...]