
容リ協が実施する下期のPETボトル落札平均価格が115円/kg(有償)を付けた。過去最高値を更新しただけでなく、100円台という大台を突破した。輸出向けに破砕・洗浄したフレーク価格よりも、国内で流通するベール品の価格のほうが高い異常事態となっている。飲料メーカーが再生PETボトルを積極的に使う方針を打ち出し、再生処理設備の増設ラッシュが起きたことが、こうした超高値相場を牽引してきた。有償での落札率も99.2%を記録し、有価物として資源価値は定着している。自治体による独自ルートへの切替えも散見され、そろそろ容リルートの再商品化義務から外すことも、本格的に議論すべきではないか?
これから第三者的な役割として期待したいのは、安定性や信頼性を高める取組みだ。例えば「PETボトルリサイクル推奨マーク」というものがあるが、再生ボトルではほとんど使われていない。飲料メーカー各社が再生原料の使用比率を主張するだけだ。リサイクルを担保するためにも、第三者による認証制度があっても良いのではないか。また、PETボトルの再生処理設備がこれほど増強された中でも、各工場での原料の消費量や在庫量の動向データを集約し、共有する機構がない。個社では難しくても全体のデータであれば、競争法やコンプライアンスの観点からも可能だ。ひいては思惑買いによる原料コスト増を避けつつ、生産計画の見通しも立てやすくなる。PETボトルのリサイクルは、次なるステージに向かっていくのではないか。
2026年10月28日【インタビュー】
農林水産省 輸出・国際局 規制対策グループ 大臣官房
新事業・食品産業部 外食・食文化課 食品ロス・リサイクル対策室
~日本産の食品輸出に迫るPPWRの新たなハードル
お茶・牛肉等の包装材に求められる対応とは~
2026年10月28日【2026年10月のPETボトル市況】
廃PETボトル、発生減と争奪戦で一段高に
大手の原料囲い込み、中国産PETのAD関税失効も焦点に
2026年10月28日【PPWRの原則適用開始】
2030年に向けて厳格化する包装規制
日本企業への影響は?!
2026年10月21日【華興】
4万t/年のPETボトルをスマートファクトリーでフレーク化
高度選別ライン・生産管理システムの機械販売も展開へ
2026年10月21日【イタリア・ミラノからの資源循環通信】
第4回「プラスチックごみの選別施設」
国立環境研究所 河井紘輔氏
2026年10月28日 コラム
補助金は、申請すれば必ず採択されるものではない。公募要件を満たすのは大前提として、事業の持続可能性や社会実装へ[...]
2026年10月21日 コラム
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2026年09月25日 コラム
9月8日、東京都環境局が主催する「第2回サーキュラーエコノミーサロン」を取材した。イベントに参加した17社の取[...]
2026年09月18日 コラム
フランスの思想家ジャン・ボードリヤールが1970年代以降に提唱した「シミュラークル」という概念がある。現代社会[...]