【日本RPF工業会】
RPFの環境変化見据え、青年部を発足
若手9名を中心に情報発信等に取り組む

青年部の小川貴広部会長

 一般社団法人日本RPF工業会は青年部を発足させ、小川貴広氏(㈱オガワエコノス常務取締役)が部会長に就任した。同工業会は、固形燃料であるRPFの製造事業者や使用メーカー、商社などにより構成される業界団体。今回、50歳以下の若手メンバーが中心になって青年部を立ち上げ、RPFを取り巻く環境変化への対応や情報発信の場にしていく。11月17日にフクラシア品川クリスタルスクエア で発足式を開き、加山興業の主催によるSDGsセミナーも催した。

 日本RPF工業会は、正会員73社、賛助会員56社が加盟(2022年9月末時点)し、運営されている。これまで総務広報委員会、安全衛生委員会といった下部組織はあったが、若手中心の会の立ち上げは初めて。青年部会には31名が参加し、会費1万円を徴収して運営する。活動内容としては、RPFやプラスチックを取り巻く環境の変化を見据え、SDGsやカーボンニュートラル、DX等の情報発信とともに新たな需要家へのアプローチ、原料集荷や製造現場での情報交換に取り組んでいく。

 小川貴広部会長は、就任の挨拶で、「さまざまな法令や制度改革、グローバル環境への順応などを背景にRPFは新たな転換期を迎えている。これまで多くの先輩諸兄がRPF発展の歴史を築き、様々な仮説を立てて実行し、今の工業会を作って頂いた。青年部設立にあたり、これから変わっていく10年、20年のRPFのあり方、活用の仕方を我々、青年世代が責任をもってアップデートしていかなくてはならない。そのためには将来に先駆けた人材育成、情報の交換や考察、アライアンスの構築などRPFおよび会員の皆様の発展に寄与していくことを目的に、青年部という組織を通して活動して参りたい。非常に移り変わりの激しい時代であるが、時代の流れに適用し、将来のRPFのあり方について、皆さんと一丸となり歩んで参りたい」と抱負を語った。

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