
環境省は、循環経済への本格的な移行に向け、「再生プラスチック集約拠点構想」を描いているという。これは、既存の再生材サプライチェーンを束ねて集約し、大量生産に耐えうる供給能力の確保と、高品質化・均一化の実現を主眼とするものだそう。容器包装、自動車、家電・小型家電、産廃の4つの再生材ルートを再編し、集約拠点にはペレタイズやコンパウンド機能を持たせることで、安定供給体制の構築を目指すとのことだ。
▼動脈産業では、分野ごとにブランドオーナーを頂点とする下請けのピラミッド構造が出来上がっている。こうした市場構造への移行を、静脈産業でも誘導しようという狙いがあるのだろう。しかし、誰が静脈側でイニシアティブを握るのかを巡っては、異論が噴出しているようだ。動脈に呑み込まれまいと静脈内での主導権争いに奔走する企業、独自の処理技術やネットワークで抜きん出ようとする企業、静脈ではまだ数少ない資本力を有する上場企業――。昨今のコンソーシアム乱立も、こうした思惑が原動力になっている面がある。
▼ただし、再生材市場が分散型である状況は変わらず、大規模施設を設けて発注を出したからといって、バージン材のように直ちに量が確保できるわけではない。既存ルートを切り崩し、囲い込むためには、やはり規制とコスト(調達価格)が重要なファクターになる。規制があってこそ、動脈側のメーカーは本気で再生材を使うようになり、価格が上昇することで、分散していたルートが結集する可能性も生まれる。だが、改正資源有効利用促進法で設けられたのは自主目標の設定という「緩い規制」にとどまり、価格についてもバージン並みを望む動脈企業が依然として主流だ。これでは、集約構想も絵に描いた餅に終わる?!
2026年03月09日【日本ウエスト】福島のサニー・クリエーション・プランニングをM&A24時間稼働と設備増強で、供給拡大・広域化を加速
2026年02月09日【PSジャパン】 水島工場のケミカルリサイクル自社実証を断念モノマー化から他社との油化連携型にシフト
2026年03月09日【オガワエコノス】 ベトナムで現地法人設立、将来的に工場開設も視野に国内の福山工場には9月に新設備、地域資源循環に貢献
2025年08月25日【経済産業省】モバイル充電器・スマホ・電子タバコのリサイクル義務化2026年4月から施行予定、各地で火災頻発で対策強化へ FREE
2024年01月26日【シタラ興産】埼玉で一廃・産廃焼却施設に122億円投資2027年に稼働予定、年間1万5000MWの発電も
2026年03月09日 コラム
年初のベネズエラへの強硬対応に続き、3月にはイランに対する軍事作戦が行われるなど、米国の唐突とも映る判断に世界[...]
2026年02月18日 コラム
かつては遠い未来の技術に感じられたAIも、今ではスマホの検索アシスタントはもちろん、SNSのレコメンド機能や、[...]
2026年02月09日 コラム
昨今、廃棄物・資源循環分野では法制度の改正ラッシュが続き、新たな制度メニューは乱立気味だ。個々の制度について、[...]
2026年01月26日 コラム
欧州で、ELV規則が暫定合意に至った。これまでも、世界の環境規制に大きな影響を与えてきたEUの決断とあっては、[...]