
最近TikTokでバズっている(人気を呼んでいる)のが、日本人と米国人がそれぞれの国でのPETボトルの捨て方を解説している動画である。米国人がごみ箱にそのままPETボトルを捨てると、日本人が「何してるの? 全部分けないとだめだよ!」と注意する。米国人は「Why?」と何を怒られているのか意味が分からない。日本人がラベルを点線で切り取って剥がし、キャップも外す。米国人は「こんなことが出来るなんて知らなかったよ! 捨てるときにこれをしているアメリカの人はいないよ!」と心底驚いた様子だ。日本では当り前のことでも、外国ではそうではない。
▼再生資源の分別排出において、日本人の取り組み方は世界一だと思う。欧米では、日本式分別収集を行うべきという議論も沸き起こっているが、果たして気質に馴染むだろうか。むしろ欧米は、収集運搬は混載で集めることで簡素化を図り、選別業務の精度を向上させることで合理化を図ってきた。シングルストリーム方式が浸透したことで、ごみ箱や収集運搬の専用車両、選別機械がそれに合わせて進化してきたのだ。
▼またアジア各国では、「再生資源は売れる」ことが回収の最大のモチベーションとなる。そこでは一般市民が分別して、タテバ(資源物集積所)に持ち込むことで、対価が支払われる。タテバではドアプライスとして価格を表示されており、例えば段ボール=12円、その他紙類=15円、アルミ缶=100円、スチール缶=30円といった具合だ。多くのタテバで古紙や金属は有価で買い取られるが、従来、PETボトルやプラ類は買い取っていなかった。しかし、再生PETや再生プラ需要が世界的に急増しており、品種は限定されているが、廃プラ類も有価で買い取るケースが実際に増えているという。
2026年03月16日【2026年3月のPETボトル市況】中東危機がPET樹脂市況を揺さぶるバージン樹脂高騰、再生材需給にも影響か
2026年03月16日【2026年度上期 PETボトル入札結果】落札単価続落、遠東石塚グリーンペットが6割強落札独自ルート浸透で容リルートは今年度過半割れへ
2026年03月02日【東京23区のごみ有料化検討】ごみ減量を促す行動変容シナリオは実現するか再生袋で「見える化」、都市型循環の可能性も
2026年02月09日【PSジャパン】 水島工場のケミカルリサイクル自社実証を断念モノマー化から他社との油化連携型にシフト
2026年03月09日【日本ウエスト】福島のサニー・クリエーション・プランニングをM&A24時間稼働と設備増強で、供給拡大・広域化を加速
2026年03月09日 コラム
年初のベネズエラへの強硬対応に続き、3月にはイランに対する軍事作戦が行われるなど、米国の唐突とも映る判断に世界[...]
2026年02月18日 コラム
かつては遠い未来の技術に感じられたAIも、今ではスマホの検索アシスタントはもちろん、SNSのレコメンド機能や、[...]
2026年02月09日 コラム
昨今、廃棄物・資源循環分野では法制度の改正ラッシュが続き、新たな制度メニューは乱立気味だ。個々の制度について、[...]
2026年01月26日 コラム
欧州で、ELV規則が暫定合意に至った。これまでも、世界の環境規制に大きな影響を与えてきたEUの決断とあっては、[...]