
富士のビジネスホテルに滞在したときのこと。前日の痛飲による喉の渇きも手伝ってか、翌朝に飲んだ水道水が感動的に美味しかった。「この水は飲めます」との表記はよく見かけるが、そこは富士山麗の地下水を引いているとのこと。世界でも、水道水を安全に飲める国はわずか9ヵ国ほどしかない。先進国でも数少なく、その中でも日本の安全性やクオリティはトップクラスだ。海外の訪問客へのウリとされる日本の安全性は、水道水にも言えるのだ。
▼ところが、日本人は水道水を直接飲む機会が減ってきているようだ。自分でお茶を入れるような習慣も廃れつつある。取材先でも、感染対策が決め手となって、飲み物をPETボトルで出されることがほとんどとなった。ライフスタイルの変化といえばそれまでだが、2030年までにSDGsの6項目にある「安全な飲み水の確保」と、プラ資源循環戦略で掲げる「ワンウェイ・プラの25%排出抑制」という2つの命題にどう取り組むべきなのか。
▼全清飲の統計によると、PETボトル入り清涼飲料水の品目別生産量でミネラルウォーターが2位に付け、シェアの約18%を占めている。ミネラルウォーターを飲む動機は「おいしさ」や「健康維持」といったもの。欧米に比べると販売伸長の余地もあり、飲料メーカーは再生PETボトルの使用比率を増やしている。だが、PETボトル循環にかかる膨大なコストを考えると、水道水の価値を見直し、上手に付き合うことが割と身近な脱プラ策なのかも知れない。
2026年10月28日【インタビュー】
農林水産省 輸出・国際局 規制対策グループ 大臣官房
新事業・食品産業部 外食・食文化課 食品ロス・リサイクル対策室
~日本産の食品輸出に迫るPPWRの新たなハードル
お茶・牛肉等の包装材に求められる対応とは~
2026年10月28日【2026年10月のPETボトル市況】
廃PETボトル、発生減と争奪戦で一段高に
大手の原料囲い込み、中国産PETのAD関税失効も焦点に
2026年10月28日【PPWRの原則適用開始】
2030年に向けて厳格化する包装規制
日本企業への影響は?!
2026年10月21日【華興】
4万t/年のPETボトルをスマートファクトリーでフレーク化
高度選別ライン・生産管理システムの機械販売も展開へ
2026年10月21日【イタリア・ミラノからの資源循環通信】
第4回「プラスチックごみの選別施設」
国立環境研究所 河井紘輔氏
2026年10月28日 コラム
補助金は、申請すれば必ず採択されるものではない。公募要件を満たすのは大前提として、事業の持続可能性や社会実装へ[...]
2026年10月21日 コラム
産廃業界では、サイバー攻撃を受けずとも、営業機密が丸裸にされているかのようだ。再資源化高度化法で創設された報告[...]
2026年09月25日 コラム
9月8日、東京都環境局が主催する「第2回サーキュラーエコノミーサロン」を取材した。イベントに参加した17社の取[...]
2026年09月18日 コラム
フランスの思想家ジャン・ボードリヤールが1970年代以降に提唱した「シミュラークル」という概念がある。現代社会[...]