【福岡大学 八尾滋教授インタビュー(前編)】
プラスチックの再生理論で新説唱える
企業とともに高度リサイクルを実証へ

福岡大学工学部化学システム工学科
八尾滋教授
(略歴)1986年 京都大学工学研究科博士後期課程修了。同年、宇部興産入社。2007年に三菱総合研究所入社。2011年から福岡大学。著書・論文に、「リサイクル樹脂の力学特性改善技術と廃棄容器包装再生への応用」(技術情報協会, 2020年3月)。受賞歴に、2018年にプラスチック成形加工学会 功労賞、日本リサイクル化学研究会 研究進歩賞などがある。

 再生プラスチックを用いた製品は日常的に使うものでほとんど見かけることがない。最近では再生PETボトルがようやく普及してきたばかりだ。水平リサイクルの障壁となっている理由の一つに、強度が脆くなるプラスチックの性質がある。福岡大学の化学システム工学科の八尾教授は、この原因について「タイ分子」と呼ばれる構造が影響しているという新説を提唱。企業とのタイアップも図りながら、プラスチックの再生能力を高めるメ…

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