2022年1月28日 PJコラム 

【コラム】

 オミクロン株の爆発的な流行によってコロナが再び猛威を振るっている。これ以前、第5波が過ぎ去ったかのような頃、ある研究機関の研究員が「プラスチックがなければ、コロナの流行はもっと広がっていた」と話していたと漏れ聞いた。

 確かにそうだ。生活するうえで絶対に手放せなくなったマスク。装着されているその約6割が不織布マスクだそうだ。天然繊維や化学繊維もあるが、一般的にはポリプロピレンやポリエステルなどの合成繊維。大手メーカーの商品には「ウイルス飛沫99%カット」するとうたっているものもある。

 医療機関をはじめ感染のリスクが高い現場で必要となる防護服もPPスパンボンドといった高性能な合成繊維が使われている。そのほか、ポリカーボネートの保護ゴーグル、発泡PPやPET樹脂を使ったフェイスシールドなどいろいろだ。いずれもワンウェイ使用でリデュースに反してしまうが、そのことの言及はここでは避ける。ともかく、それらプラスチック製品のコロナ対策への貢献は計り知れない。

 その研究員は自身の著書の中で、医療用など使い捨てにしないといけない分野については、カーボンニュートラルによってCO2を実質的には増やさないバイオマスプラスチックにすべきと述べている。

 プラスチックを手放すことはできない。しかしプラスチックは本当に悩ましい。今日も不織布マスクを付けて取材に出かける。

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