
音楽鑑賞・ライブ観賞・楽器演奏がライフワークになっている。コロナ禍で最も残念だったのはライブに行けないことだったが、ようやく再開されてきた。最近行ったスティングのライブは、生涯でベスト5に入るほどのすばらしく感動的なライブだった。
▼ところで毎日のように新聞やTVを賑わしているのが環境用語。ネット調査によると、使用頻度のトップはやはりSDGs。もはや今更「SDGsって何?」とは聞けない雰囲気だ。Sustainable Development Goalsの略で、持続可能な開発目標と訳される。2015年に国連で採択されたSDGsの大目標は17、達成目標は169となっている。
▼2位はESG、3位はCSR、4位はダイバーシティ、5位はエシカル。ESGは環境・社会・統治の頭文字を取った造語で、企業が長期的成長に必要な取り組み等に使用される。CSRは企業の社会的責任。ダイバーシティは多様性という意味で、人種やマイノリティ差別の解消を目指す用語としてよく使われる。エシカルは倫理的という意味で、自然環境や社会に配慮した考えや商品等に使用される。
▼しかしこのような環境用語が歌詞や曲のタイトルとして使われることはほとんどない。日本ではリサイクルというタイトルの曲が何曲かあるが、基本的には子供向けの曲がほとんどだ。2021年5月からNHKは、「SDGs17目標のおぼえうた」を作ってネット上で公開しているが、これも子供が対象だ。影響力の強い世界的アーティストのスティングやポール・マッカートニーが、SDGsやリサイクルの曲を作って歌ってくれないだろうか。
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