©shutterstock
容リ協会が実施する再商品化事業について、2025年度の入札結果の詳細が公表された。プラ新法の施行により、容リプラと製品プラの一括回収が進む中、今年度で3回目の入札となる。入札の主な傾向は、①一括回収を実施する自治体が120まで増加したものの、落札量は66万トンで2年連続の減少、②ケミカルリサイクルから材料リサイクルへの移行が加速し、富山環境整備が最多の10万4千トンを落札、③再入札(指名競争入札)が13万2千トンと全体の2割を占め、落札平均単価は前年度より5.2円/キロ高の66.1円/キロとなるなど、容リ協ルートの転換期を示す結果となった。
2025年度の容リプラと製品プラの落札量の合計(白色トレイを除く)は66万251トンで、前年度より2万2,240トン減った。そのうち、容リプラは、63万5,743トンで同比3万545トン減。製品プラは2万4,507トンで同比8,304トン増となった。
一括回収を実施する自治体からの委託は、分別収集物(容リプラと製品プラの混合品)として容リ協の入札にかけられるが、2025年度の分別収集物は18万7,471トンで前年度より7万2,076トン増加。分別収集物に占める製品プラの比率は13.1%となった。
一括回収を実施する自治体は、120自治体204市区町村に上った。前年度に比べ、33自治体・72市区町村数増である。一方で、再商品化計画の大臣認定を取得し、容リ協ルートから外れる自治体も同時に増えており、これが容リ協ルートの落札量の減少要因となっている。
今年3月末時点で、再商品化計画は計30自治体が認定を取得。これに基づく再商品化量は計7万4,049トン。容リ協ルートと合わせた再商品化量は計73万4,300トンとなり、前年度から8,167トンの増加となった。



容リプラ・製品プラのリサイクル手法には、材料リサイクル(マテリアルリサイクル)とケミカルリサイクルの2種類があるが、今年度はケミカルリサイクル向けが14万7,034トンと、2000年度以来の20万トン割れとなり、前年度比で9万1,471トン減少した。
日鉄リサイクルは前年度比6万3,755トン減の8万395トン、JFEプラリソースは同3万382トン減の5万1,489トンである。ケミカルリサイクルでもう1社の事業者であるレゾナックは、同2,531トン減の5万8,561トンで微減に留まったものの、各社とも落札量を減らした。今年度から新たにケミカルリサイクルの登録事業者になったJサーキュラーシステムは、落札がなかった。
…
この記事は有料会員記事です
▼残りの69%を読むには、会員登録が必要です▼
この記事は有料サービスをご契約の方がご覧になれます。
契約されている方は、下記からログインを、
契約されていない方は1か月の無料トライアルからお試しいただけます。
2026年10月28日【インタビュー】
農林水産省 輸出・国際局 規制対策グループ 大臣官房
新事業・食品産業部 外食・食文化課 食品ロス・リサイクル対策室
~日本産の食品輸出に迫るPPWRの新たなハードル
お茶・牛肉等の包装材に求められる対応とは~
2026年10月28日【2026年10月のPETボトル市況】
廃PETボトル、発生減と争奪戦で一段高に
大手の原料囲い込み、中国産PETのAD関税失効も焦点に
2026年10月28日【PPWRの原則適用開始】
2030年に向けて厳格化する包装規制
日本企業への影響は?!
2026年10月21日【華興】
4万t/年のPETボトルをスマートファクトリーでフレーク化
高度選別ライン・生産管理システムの機械販売も展開へ
2026年10月21日【イタリア・ミラノからの資源循環通信】
第4回「プラスチックごみの選別施設」
国立環境研究所 河井紘輔氏
2026年10月28日 コラム
補助金は、申請すれば必ず採択されるものではない。公募要件を満たすのは大前提として、事業の持続可能性や社会実装へ[...]
2026年10月21日 コラム
産廃業界では、サイバー攻撃を受けずとも、営業機密が丸裸にされているかのようだ。再資源化高度化法で創設された報告[...]
2026年09月25日 コラム
9月8日、東京都環境局が主催する「第2回サーキュラーエコノミーサロン」を取材した。イベントに参加した17社の取[...]
2026年09月18日 コラム
フランスの思想家ジャン・ボードリヤールが1970年代以降に提唱した「シミュラークル」という概念がある。現代社会[...]