ハイケム東京研究所
リコーは、ハイケム(東京都港区、高潮社長)と共同で、リコーの超臨界二酸化炭素(CO2)を用いた可塑化重合技術により、高分子量PLA(ポリ乳酸)を連続プロセスによって量産化する技術開発を進めている。ハイケム東京研究所(千葉県柏市)の素材研究支所への実証実験装置の設置を間もなく終え、年内にもプロジェクトの第一段階である重量平均分子量30万以上の高分子量PLAを製造できることの確認が得られそうだ。その後、年明け半年から1年を目途に、同高分子量PLAの市場価値検証を行う。リコーが描くのはPLA100%の製品を連続プロセスで製造できること。機械的強度や成形加工性における溶融特性の改善など、加工する際の弱点を補うために石油由来の添加剤を使うことなく、PLAを高品質化し量産化、上市できるのか。生分解性バイオプラスチックの新たな可能性に期待が高まる。
リコーは2015年まで高分子量PLA製造の開発を行っており、技術検証用実験装置では原理確認ができた。しかし、当時は事業性の目途が立たずに研究開発はペンディングとなっていた。だが、プラスチック資源循環促進法の施行など、プラスチック使用に対する社会の関心は大きく変わったことを受け、超臨界CO2をハンドリングする技術を持つリコーは、再び重量平均分子量30万以上の高分子量PLA量産化技術開発に挑むことを決めた。
…
この記事は有料会員記事です
▼残りの84%を読むには、会員登録が必要です▼
この記事は有料サービスをご契約の方がご覧になれます。
契約されている方は、下記からログインを、
契約されていない方は1か月の無料トライアルからお試しいただけます。
2026年06月10日【プラ循環協とリサイクラー6社】
環境省の自動車向け再生プラFS事業に採択
競争から協調へ、コンパウンド能力は年間6万~8万tに
2026年06月08日【2026年4月の廃プラ輸出統計】
輸出量は前年比2割増の6.2万tで、マレーシア向け首位
フィリピン向けは急伸継続、米印向け輸出の減少緩和
2024年01月26日【シタラ興産】
埼玉で一廃・産廃焼却施設に122億円投資
2027年に稼働予定、年間1万5000MWの発電も
2026年06月10日【(一社)全国容器循環協議会】
総会後の講演会・懇親会に官民から約90人が参加
東北大・吉岡教授が資源循環の方向性示す
2026年06月05日【独自調査】
プラ一括回収に取り組む自治体の現在地、
32条・33条ルートの実態比較
2026年06月10日 コラム
自治体の指定ごみ袋が品薄となって、市販の無色または半透明のごみ袋での排出を認める自治体が増えているという。指定[...]
2026年05月27日 コラム
「積んプラ」を目を細めて眺める息子。買い集めたまま箱を開けずに積み上げられた未組立のプラモデルのことで、少しず[...]
2026年05月20日 コラム
家人の急病により、代わりに畑を耕さなければならなくなった。競争率約3倍の抽選で借りた市民農園の区画である。全く[...]
2026年04月30日 コラム
環境省の職員数は約3,000人。中央官庁も人手不足で、いわゆる「プロパー職員」は全体の3分の1。残るは地方自治[...]